企業のアルトコイン購入が加速｜ソラナ系L2銘柄に熱視線

上場企業6社が、ビットコインの他、イーサリアム、リップルなど主要アルトコインの取得を目的に、1週間で70億ドルを超える資金調達計画を発表した。

米国の上場企業6社はこのほど、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）など主要な暗号資産（仮想通貨）の取得を目的とした大規模な資金調達計画を相次いで発表した。

過去1週間だけで、6社の調達予定額は合計70億ドル（約1兆円）を超えた。

この動きは、世界最大のビットコイン保有企業ストラテジー社のマイケル・セイラー氏の戦略に触発されたもので、企業の仮想通貨戦略が新たな段階に入ったことを示している。

主要企業の調達計画とアルトコイン購入

発表された調達計画を見ると、トランプ大統領のSNSプラットフォーム「Truth Social」を運営するトランプメディアが最大25億ドル（約3575億円）、資産運用会社ストライブが15億ドル（約2145億円）、香港物流大手リーター・ロジテックが15億ドルの調達を計画。

これらの資金は全てビットコインの取得に充てられる予定だ。

一方、ジョー・ルービン氏のゲーミング関連企業シャープリンクは5月30日に10億ドルの追加調達を申請し、当初の4億2500万ドルと合わせてイーサリアム購入に充当する。

エネルギーソリューション企業ビボパワーやAI企業ウェバスなどの企業は、アルトコインの代表格であるリップル（XRP）について、4億ドル以上の購入を予定している。

調達予定額の約75％がビットコインに向けられ、残りがイーサリアムやリップルなどのアルトコインに配分される見込みだ。

ただし、これらの企業が調達目標を完全に達成できるかは不透明で、最終的な購入額は今後決定される。

仮想通貨トレンドの拡大

これらの取り組みは、ストラテジー社が主導する大きなトレンドの一部だ。同社はこれまでにビットコインに400億ドル（約5兆7200億円）以上を購入している。

ゲームストップなどの著名企業も仮想通貨分野への参入を開始しており、企業による仮想通貨購入の動きは今後さらに活発化する可能性が高い。

アルトコインを含む仮想通貨の購入は、従来の財務戦略から大きく転換する動きとして注目されている。

こうした企業の仮想通貨戦略拡大を背景に、スケーラビリティソリューション分野でも注目すべき動きが見られる。

特にソラナ（SOL）ブロックチェーン上で展開されるレイヤー2ソリューション「Solaxy（SOLX）」が市場参加者の関心を集めている。

革新的なレイヤー2アルトコイン「Solaxy」

Solaxyx（SOLX）は、ソラナブロックチェーン上に構築されたレイヤー2スケーリングソリューションで、取引速度の向上と手数料削減を目的としている。

同プロジェクトは2024年末にローンチされ、上場前の先行セールで4338万ドル以上の調達を達成した。

2025年5月30日にはトークン生成イベント（TGE）が完了し、その後パブリックセールが開始された。

現在の時価総額は約1億9200万ドルに達し、コミュニティも7.5万人以上のXフォロワーと1.3万人以上のテレグラムメンバーを擁する規模まで成長している。

Solaxyの最大の特徴は、ミーム銘柄として魅力とユーティリティ駆動のインフラ開発を組み合わせたハイブリッドモデルにある。

「無限スケーリングソリューション」として設計され、ソラナネットワークの制限を解決する技術的なアプローチが評価されている。

プロジェクトはCoinsultの監査も通過しており、セキュリティ面でも信頼性を確保している。

なお、トークン購入後には元本割れ等のリスクが伴うため、全ての判断は自己責任で行う必要がある。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Solaxyホワイトペーパー

Mika Kuramoto

CryptoDnesで専属ライターとして暗号資産領域の記事を執筆中。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインやNFT、DeFiなど多様な分野での投資経験を積む。2025年1月にCryptoDnesのチームに加わる。