ナスダックがSECに対し、XRP、SOLなど4銘柄をインデックスに追加し、HashdexのETFの投資対象を拡大する規則変更案を提出。
米国証券取引所ナスダックは7日、リップル(XRP)やソラナ(SOL)など4銘柄をインデックスに追加する規則変更案を米SECに提出した。
これは、「Hashdex Nasdaq Crypto Index ETF(NCIQ)」の投資対象を拡大するためのものとされる。
現在のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に加え、承認されれば9銘柄に拡大し、より広範な「Nasdaq Crypto Index(NCI)」をベンチマークとする見通しだ。
提案で新たに追加されるのは、リップル、ソラナ、カルダノ(ADA)、ステラルーメン(XLM)の4銘柄だ。
これにより、NCIはビットコインやイーサリアムを含む合計9つの主要な暗号資産(仮想通貨)で構成されることになる。
ナスダックは、この変更が上場投資信託(ETF)と実際の市場動向との乖離を減らし、投資家の多様なニーズに応えることにつながると説明している。
近年、投資家の間では単一の資産だけでなく、複数の仮想通貨への分散投資への関心が高まっており、今回の提案はこうした市場の需要を反映したものと言える。
より多くの資産を一つの金融商品で取引できるようになることは、機関投資家にとっても魅力的だろう。
これまでSECは、現物型仮想通貨ETFの投資対象をビットコインとイーサリアムに限定してきた。この規制上の制約が、インデックスとETFの構成銘柄に差を生む一因となっていた。
ナスダックは2025年3月7日に最初の申請を行い、6月4日の提出書類で今回の変更案の詳細を明らかにした。
SECは今後、この提案を審査し、最終的な判断を2025年11月2日までに下す予定だ。
もし承認されれば、米国の投資家が主要なアルトコインへアクセスする道が大きく開かれることになり、仮想通貨市場のさらなる成熟を示す重要な一歩となる可能性がある。
NYSE上場のビットマインが、イーサリアム保有額で企業として最大手に。21億ドル相当のETHを保有し、機関投資家の関心を集めている。
大手仮想通貨取引所バイナンスは、サークルの利回り付きステーブルコインUSYCを機関投資家向け担保として利用可能にした。
ナスダック上場のゲームスクエアが、希少NFT「CryptoPunk #5577」を515万ドルの株式交換で取得。ETHも追加購入した。
アーク・インベストは、ビットマインに1億8200万ドルを出資。同社はイーサリアム総供給量の5%取得という戦略目標を推進する。