メタプラネットがビットコインを追加し、保有量でテスラを上回った。同社はBTC取得戦略を継続し、保有ランキングで世界7位となる。
東証上場企業のメタプラネットは26日、ビットコイン(BTC)を追加取得し、保有量が米テスラ社を上回った。
今回の取得は1234BTCで、平均取得価格は1枚あたり約1560万円だった。
これにより、同社の暗号資産(仮想通貨)の総保有量は1万2345BTCに達し、テスラが保有する1万1509BTCを超えた。
この取引の総額は約192億7200万円に上る。
資金は最近実施した5億1500万ドルの増資によって調達された。
現在の市場価格に基づくと、同社のビットコイン保有資産の価値は約1756億8400万円と評価される。
メタプラネット、ビットコインをさらに1,234 BTC追加取得、保有量は合計12,345 BTCに pic.twitter.com/DMI9Nf22gs
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) June 26, 2025
メタプラネットは、2027年までに20万1112BTCの取得を目指す555ミリオン・プランを掲げている。
この計画には約3兆円以上の費用が見込まれており、同社の積極的な姿勢がうかがえる。
今回の取得は、ビットコイン価格が約10万8000ドルで安定していた時期に行われた。
同社はビットコインの長期的な価値を確信しており、今回の買い増しによって、企業としての仮想通貨保有量ランキングで世界第7位の地位を固めた。
この発表後、メタプラネットの株価は5%下落したものの、年初来では353.5%の力強い成長を維持している。
市場の短期的な反応とは別に、長期的な戦略への期待が背景にあるとみられる。
同社は2026年までに10万BTCを保有し、将来的にはビットコイン総供給量の1%を取得するという目標を掲げている。
日本最大の企業ビットコイン保有者として、メタプラネットの戦略は東アジアにおける機関投資家の仮想通貨採用が拡大していることを示す事例となっている。
このような動きは、ビットコインETFの承認など、市場全体の成熟を反映している。
コインベースは7月21日、米国市場で永久先物風商品をローンチする。ナノBTCとナノETHの契約を提供し、規制下での取引機会を拡大。
ビットワイズがドージコイン現物ETFの修正申請書を提出。アナリストはSECとの対話が進展している証拠とし、承認への期待が高まる。
ゲームストップは27億ドルの資金調達を完了。調達資金はビットコインを企業準備資産として購入するために使用される。
中国のマーケティング技術企業Aurora Mobileは、保有現金の最大20%をビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨に割り当てる計画を承認した。