シャープリンクゲーミングは、2億5800万ドル相当のETHを追加購入し、最大のイーサリアム保有企業になった。デジタル資産戦略を推進。
米ゲームパブリッシャーのシャープリンクゲーミングは22日、今月第3週にイーサリアム(ETH)の保有量を29%増加させたことを明らかにした。
同社は平均価格3238ドルで7万9949ETHを取得した。
これは約2億5800万ドルに相当し、週間購入額としては過去最大となる。
6月にデジタル資産戦略を開始して以来、ステーキング報酬として合計567ETHを獲得している。
NEW: Sharplink now holds ~360,807 ETH
Between July 14–20, Sharplink acquired ~79,949 ETH for ~$259M at an average price of ~$3,238
This buy marks the largest *weekly* ETH purchase to date
ETH-per-share (“ETH Concentration”) has risen to ~3.06, up 53% since June 2
~$96.6M… pic.twitter.com/Ed9n22ll9C
— SBET (SharpLink Gaming) (@SharpLinkGaming) July 22, 2025
シャープリンクゲーミングは、暗号資産(仮想通貨)であるイーサリアムの企業保有において世界をリードする地位を確立した。
同社は6月2日にデジタル資産戦略を開始し、バランスシートの大部分をブロックチェーン基盤の資産へと移行させている。
20日時点で、同社のETH準備高は36万807トークンに達した。
これは企業による単一週のETH購入としては史上最大規模だ。
さらに、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステークネットワークを活用し、受動的な収益源としてステーキング報酬を生み出している。
この戦略的拡大には主に3つの要因がある。
第一に、資本の活用だ。
シャープリンクは7日から11日にかけて、ATMファシリティを通じて4億1300万ドルを調達した。
このうち2億5800万ドルが今回のイーサリアムへの仮想通貨投資に充てられた。
第二に、規制面の進展だ。
トランプ大統領が署名したGENIUS法により、デジタル資産の明確な規制の枠組みが確立され、機関投資家の信頼が高まった。
シャープリンクのジョセフ・ルービン会長は、この法律が同社の資産戦略を可能にする重要な要因であったと明言している。
第三に、独自のETH集中度という指標の導入だ。
この指標は希薄化後株式1000株あたりのETH保有量を示すもので、6月以降53%急増し3.06となった。
同社はこの指標に基づき、株主価値を最適化するために積極的な資産形成を進めている。
現在、シャープリンクは自己資本の3.06倍に相当するETHを保有しており、世界最大のイーサリアム保有企業としての地位を固めている。
今後の購入資金として、ATMファシリティによる未利用の資金が9660万ドル残されている。
このデジタル資産戦略は、ブロックチェーンインフラを同社のオンラインゲームやスポーツベッティング事業に統合することを目的としている。
また、仮想通貨を流動性と長期的な成長のために活用する。
多くの企業はポートフォリオの多様化を目指し、価格の安定したステーブルコインの保有も検討している。
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