リップルが財務大手GTreasuryを10億ドルで買収。企業の国際送金とデジタル資産管理を革新する新ソリューションの狙いを解説する。
リップル社は16日、グローバルな財務管理システムを手がけるGTreasuryを10億ドルで買収することを明らかにした。
この買収は、リップル社のデジタル資産インフラとGTreasuryの企業財務に関する専門知識を統合し、法人顧客へ新たなソリューションを提供することを目的としている。
これにより、数兆ドル規模の企業財務市場へのアクセスを確保する。
We’re proud to announce @Ripple is acquiring treasury management leader GTreasury: https://t.co/9EF3tWLKaF
The fusion of Ripple’s enterprise crypto solutions with GTreasury’s 40+ years of expertise immediately opens the multi-trillion-dollar corporate treasury market.
Learn how…
— Ripple (@Ripple) October 16, 2025
40年以上の実績を持つGTreasuryの顧客基盤と、リップル(XRP)の技術を統合する。
これにより、企業はリアルタイムでの流動性最適化や、24時間365日の低コストな国際送金が可能になる。
買収の背景には、3120億ドル規模に拡大するステーブルコイン市場と、企業のデジタル資産管理への需要加速がある。
米国での規制明確化も追い風となり、企業がデジタル資産を導入しやすい環境が整いつつある。
リップル社のガーリングハウスCEOは、ブロックチェーン技術が旧来の送金問題を解決すると強調している。
GTreasuryのCEOも財務管理の分水嶺として両社の統合に期待を寄せる。
これはリップル社にとって今年3件目の大型買収で、取引は規制当局の承認を経て数ヶ月以内に完了する見込みだ。
英国政府は、米国などの規制動向に対応するため2026年までにステーブルコイン規制を策定する計画だ。国際基準に沿った枠組みを目指す。
リップル社は特別目的買収会社(SPAC)を通じて10億ドル以上を調達し、XRPを追加購入する計画を主導していることが明らかになった。
コインベースは16日、企業向けにUSDCを用いた国際決済サービスを開始した。低コスト・即時決済で従来の送金問題を解決する。
フィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、トランプ一族が仮想通貨事業で過去1年間に10億ドル以上の利益を上げた。