REX SharesとOsprey Fundsが提供するソラナ現物ETFのSSKが、12日で運用資産総額1億ドルを突破した。ステーキング報酬が背景にある。
米資産運用企業REX Sharesは21日、Osprey Fundsと共同で提供するREX-Osprey Solana + Staking ETF(SSK)の運用資産総額が1億ドルを突破したことを明らかにした。
REX is proud to announce that the REX-Osprey SOL + Staking ETF ( $SSK ) has surpassed $100 million in AUM — just weeks after launching on July 2nd.
SSK is the first U.S. ETF to combine spot Solana exposure with native, on-chain staking rewards, marking a major step forward for… pic.twitter.com/5elYQ4MLT7
— REX Shares (@REXShares) July 22, 2025
SSKは、米国で初めて上場された、ソラナ(SOL)の現物保有とオンチェーンでのステーキング報酬を組み合わせたETFだ。
2日にローンチされたこのETFは、投資家が自己管理することなく、従来の証券口座内で直接利回りを得ることを可能にする。
このファンドは資産の約80%をソラナに配分し、そのうち約半分を実際にステーキングすることで報酬を生み出す仕組みだ。
年率7.3%と推定されるステーキング報酬は、ソラナの価格上昇益に加えて受動的な収益を求める主流の投資家にとって大きな魅力となった。
また、SSKは先物ベースの暗号資産(仮想通貨)ETFとは異なり、現物のソラナを保有する。
これにより、コンタンゴリスクを回避しコスト効率を高めている。
1940年投資会社法に準拠した構造は、規制当局からの信頼を高め、機関投資家の参入を後押しした。
SSKの成功は、絶好の市場タイミングも背景にある。
ローンチ時期は、グレイスケールやヴァンエックといった大手企業によるソラナETF申請が相次ぎ、エコシステム全体の注目度が高まっていた時期と重なった。
運用資産総額が1億ドルの大台に達する直前の1週間で、ソラナの価格が25.3%上昇したことも、需要をさらに加速させる要因となった。
結果として、SSKはローンチからわずか12営業日で運用資産総額1億ドルを達成し、新しい仮想通貨ETFとしては記録的な採用ペースを示している。
アナリストは、SSKが伝統的な金融の利便性とブロックチェーン固有の利回り生成を融合させることで、機関投資家によるソラナ採用の触媒になると見ている。
これは、先行するビットコイン(BTC)の現物ETFが市場に与えたインパクトと同様の役割が期待されている。
また、市場では次にイーサリアム(ETH)の現物ETFに対する期待も高まっており、このETFは今後の仮想通貨関連商品のあり方を変える。
NYSE上場のビットマインが、イーサリアム保有額で企業として最大手に。21億ドル相当のETHを保有し、機関投資家の関心を集めている。
大手仮想通貨取引所バイナンスは、サークルの利回り付きステーブルコインUSYCを機関投資家向け担保として利用可能にした。
ナスダック上場のゲームスクエアが、希少NFT「CryptoPunk #5577」を515万ドルの株式交換で取得。ETHも追加購入した。
アーク・インベストは、ビットマインに1億8200万ドルを出資。同社はイーサリアム総供給量の5%取得という戦略目標を推進する。