ボラティリティ・シェアーズは22日、世界初のリップル先物ETF「XRPI」をナスダックで開始。純資産の80%以上をXRP関連に投資。
ボラティリティ・シェアーズ・トラストは21日、世界初となるリップル(XRP)先物ETF「XRPI」をナスダックで取引開始することが明らかになった。
このETFは、ケイマン諸島の子会社を通じてXRP先物契約に間接的に投資する仕組みを採用している。
純資産の80%以上をシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取引されるリップル先物などの関連デリバティブに配分する方針だ。同社はまた、日次価格変動を2倍に増幅させる2倍レバレッジXRP先物ETFの投入も計画している。
今回のETF上場は、XRPがビットコインとイーサリアムに続いて米国市場でデリバティブベースのETF商品を獲得した歴史的な出来事となる。
スポットETFとは異なり、先物ベースのファンドは原資産である暗号資産(仮想通貨)を直接保有するのではなく、規制されたデリバティブ契約を追跡する仕組みだ。
この構造により、直接的な仮想通貨保有を避けたい機関投資家にとって魅力的な選択肢となっている。XRPIETFはケイマン諸島の子会社を活用してCME先物契約に投資することで、米国のデリバティブ投資に関する規制要件に準拠している。
レバレッジ仮想通貨商品への投資家の強い関心は、既に市場で実証されている。
4月に開始されたテウクリウムの2倍XRP先物ETFは1億2000万ドル(約171億6000万円)の資産を集め、日次取引高は3500万ドル(約50億500万円)に達している。ボラティリティ・シェアーズの2倍ETFは、この成功したトレンドを活用することを狙っている。
さらに、SECが2025年後半にスポットXRP ETFを承認するとの期待が業界の信頼感を押し上げている。ポリマーケットのトレーダーの83%が今年中のスポット型ファンド承認を予測している。
フランクリン・テンプルトン、21シェアーズ、ビットワイズなどの企業がスポットXRP ETFの提案を提出しており、XRPはビットコインとイーサリアムのETF軌道に続く可能性が高まっている。
ブルームバーグ・インテリジェンスのエリック・バルチュナス氏は、1倍XRP先物ETFの歴史的意義を強調し、規制された仮想通貨商品への需要を示す「市場初」の出来事と評価している。
米規制下の予測市場プラットフォーム「カルシ」が、ソラナを含む4種類の仮想通貨入金に対応。従来の銀行振込より高速な取引環境を提供開始。
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ソラナモバイルが新スマートフォンSeekerを8月4日から出荷。新トークンSKRと独自のセキュリティ基盤TEEPINも公開。
ナスダック上場のBTCSは5月21日、約12億円を投じてイーサリアム3450ETHを取得し、保有量は前年比38%増の1万2500ETHとなった。