仮想通貨市場が上昇、犬系ミームコインが牽引｜Bonkは20%超

仮想通貨市場は3日、全面高となった。ビットコインは10万9000ドル台を回復し、特にドージコインなどのミームコインが上昇を主導している。

暗号資産（仮想通貨）市場は3日、数日間の下落基調から上昇に転じ、時価総額上位100位までの仮想通貨のほとんどが過去24時間で価格を上げている。

市場全体の時価総額は約3兆4,700億ドルでほぼ横ばいだが、取引高は過去数日で最も高い1,200億ドルに達した。市場心理も改善しており、今後の動向が注目される。

ミームコインが市場をけん引、ビットコインは最高値に迫る

時価総額上位10銘柄はすべて価格が上昇した。ビットコイン（BTC）は2.3%上昇し10万9,515ドル、イーサリアム（ETH）は6.1%上昇し2,600ドルで取引された。

この日の上昇を主導したのはミームコインのドージコイン（DOGE）で、7.8%上昇した。

また、時価総額上位100銘柄のうち8銘柄が2桁の上昇率を記録し、中でもボンク（BONK）は20.8%高と急騰した。一方で、一部専門家からはビットコインが史上最高値を更新する前に調整が入る可能性も指摘されている。

利益水準の上昇と市場心理の動向

データ分析企業Glassnodeによると、利益が出ているビットコインの供給割合は6月下旬に87%から98%へと急上昇した。

ザポ銀行の投資責任者はこれを「最近の勢いがどれほど強気であるかを裏付ける重要な指標だ」と述べ、高い利益水準は市場のボラティリティを高める傾向があると分析している。

米国のビットコイン現物ETFは再び純流入に転じ、市場心理を示すFear and Greed Indexも「中立」圏内で改善が見られた。

市場全体の楽観的な見方が広がりつつあるが、投資家はさらなる方向性を示すシグナルを待っている状況だ。同様に、主要なアルトコインであるイーサリアムの価格動向も、市場全体のセンチメントを測る上で重要な指標と見なされている。

高まるボラティリティと新たなミームコイン

こうした活況な市場、特にミームコインセクターでは、効率性と安全性を兼ね備えた取引ツールへの需要が高まっている。

その中で注目を集めているのが、テレグラム上で動作するトレーディングボットSnorter Bot （SNORT）とそのユーティリティトークンSNORTである。

ホワイトペーパーによると、このボットは、ソラナをはじめとする複数のブロックチェーン上でミームコイン取引を自動化し、高速な取引実行と詐欺検出機能を提供することでトレーダーの機会損失やリスクを軽減する。

SNORTトークン保有者は、取引手数料の割引やステーキング報酬といった実用的なメリットを享受できる。

現在、同プロジェクトはプレセールを実施しており、今後のマルチチェーン展開も含め、市場での役割が期待されている。

Snorter Bot 公式サイト｜X（旧ツイッター）｜テレグラム

Kasumi Kamiyama

国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆。