仮想通貨(暗号資産)市場は7日、ビットコイン(BTC)を筆頭に主要銘柄が軒並み急落し、市場全体で約5000億ドル(約73.5兆円)の時価総額が消失した。
「レッドマンデー」と形容されるほどの市場の混乱の中、ビットコインやイーサリアムなど主要な仮想通貨の価格が大幅に下落した。
ビットコインは一時7.5万ドル(約1102万円)を下回り、機関投資家による損失回避のための売却が進んだとみられている。
世界の株式市場も新型コロナウイルス危機以来の大幅な下落を経験しており、アメリカの株式市場は金曜日だけで3.25兆ドル(約477兆円)の損失を記録した。
これは仮想通貨市場の時価総額全体を上回る規模である。月曜日になっても世界市場は数パーセントの下落が続いている。
市場の混乱の背景には、トランプ前大統領の強硬姿勢や中国による報復関税、さらには貿易戦争の兆候など、地政学的な緊張の高まりがある。
市場の不安定さを示すVIX指数(恐怖指数)は52.77と年間最高値を記録し、現在の市場が極めて不安定であることを示している。
このような状況下で仮想通貨投資家は「FUD(恐怖・不確実性・疑念)」に屈するべきか、それとも市場の混乱に中にも機会を見出すべきか選択を迫られている。
多くの投資家は「ディップ(底値)買い」を期待して様子見の姿勢を取っているとみられる。
市場の混乱が続く中でも、仮想通貨取引所OKXの基軸通貨OKBが比較的堅調な動きを見せている。
過去1週間では約5%上昇しており、同期間のビットコインの6%下落と比較すると相対的に強い。
OKBは日次取引量57億ドル(約838億円)を誇るOKX取引所のユーティリティトークンとして、取引手数料の割引や受動的収入の機会、投票権などを提供している。
OKBの他にも、一部の新興トークンや仮想通貨プレセールが注目を集めている。
SUBBDはAIを活用したクリエイター向けプラットフォームの新しい仮想通貨で、ファンとの関係強化やコンテンツの収益化を再定義することを目指す。
同トークンはイーサリアム上で動作し、プレセール期間中は固定20%のAPYステーキング報酬を提供している。
また、Solaxy(SOLX)はソラナのスケーラビリティ問題を解決することを目指すマルチチェーントークンだ。
現在イーサリアムブロックチェーン上で発行されているが、将来的にはソラナのレイヤー2ソリューションの構築を計画している。
プレセールではすでに2900万ドル(約42.6億円)を調達し、139%のステーキング報酬を提供している。
市場が急落する中、パニックに陥るのは自然なことだが、長期的な投資家は市場の下落を再配置の機会と捉えることが多い。
賢明な調査と優良な仮想通貨への注目によって、この不安定な市場の中にも機会を見出すことができるだろう。
ただし、特に現在の市場環境では仮想通貨の価格は非常に変動しやすく、損失の可能性も常に存在することを忘れてはならない。
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