Bybitがソラナ上で初のオンチェーンDEX、Byrealを6月末にローンチ。DeFiの透明性を融合し、ハイブリッド取引へ。
暗号資産(仮想通貨)取引所のBybitは15日、同社初のオンチェーン分散型取引所「Byreal」を6月30日にテストネット版として立ち上げると明かした。
Byrealはソラナ(SOL)ブロックチェーン上に構築され、CEXの流動性とDeFiの透明性を融合したハイブリッドモデルを採用している。
ByrealはBybitのベン・ジョウCEOが真のハイブリッド金融と称する新しい取引プラットフォームとなる。
同プラットフォームは、中央集権型取引所レベルの流動性と分散型金融本来の透明性を組み合わせることで、従来の分散型取引所とは一線を画す設計を採用している。
技術面では、価格見積もり要求システムと集中流動性システムの2つの仕組みを統合したルーティングシステムを採用している。
価格見積もり要求システムは最適な価格見積もりを取得する機能で、集中流動性システムは流動性を特定の価格帯に集中させることで資本効率を最大化する。
この組み合わせにより、価格のズレを最小限に抑えながら、悪意ある取引から保護されたスワップを高速で実行することが可能になる。
ビットコイン(BTC)などの主要な暗号資産(仮想通貨)に加え、ソラナ(SOL)上で活発に取引されるアルトコインの流動性向上も期待されている。
Bybitはソラナとのパートナーシップについて「新しいユーザー、新しい資産、新しい需要をエコシステムに追加するため」と説明している。
Byrealの立ち上げは、Bybitが本格的に分散型金融市場に参入することを意味している。
Uniswapが24%のシェアで市場をリードする分散型取引所市場において、Byrealは独自のハイブリッドモデルで差別化を図る戦略だ。
プラットフォームには公正な新規トークン発行機能も含まれており、スマート価格調整機能と公平分配エンジンを活用して大口投資家による独占を防ぎ、公平な参加機会を提供する。
この仕組みは既存のソラナ系トークン発行プラットフォームで見られた詐欺やプロジェクト放棄の問題を軽減することが期待されている。
また、ソラナベースのステーキング関連サービスをはじめとした厳選された利回り獲得サービスも提供予定となっている。
Byrealの登場により、ビットコインやイーサリアムといった主要通貨に加え、ソラナ上のアルトコインの取引活性化も見込まれる。
ジョウCEOは今後も中央集権型と分散型の機能を統合するプロジェクトを計画していると述べており、ハイブリッド金融ソリューションへの長期的な取り組みを示している。
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