バイビットは19日、USDTを用いた主要78社のグローバル株式取引を新機能として開始したと発表した。
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイビットは19日、新たにテザー(USDT)を使った主要な株式の取引機能を開始した。
これは、同取引所が提供するGold & FX(MT5)取引スイートの拡充の一環で、今回新たにアップルやエヌビディア、テスラなどテクノロジー、自動車、エネルギー、Eコマース分野を中心に78銘柄の取引が可能となった。
このサービスの特徴は、従来の株式取引と異なり、USDT建てCFD(差金決済取引)を通じて、株式や金、原油、株価指数、外国為替など従来の金融資産の値動きに一つの口座から取引できる点だ。
そのためユーザーは、法定通貨の入出金や為替リスクを意識せず取引が可能となる。
取引手数料は1株あたり0.04USDT(約6円)、1回の取引につき最低5USDT(約725円)で、6月15日までは手数料が半額となるキャンペーンを実施している。
バイビットによれば、これにより仮想通貨トレーダーもシームレスに伝統的な金融商品へアクセスできるようになるという。
また、CFD方式を採用することで現物株の保有や管理を必要とせず、配当金もCFDを通じて自動的に分配される仕組みとなっている。
バイビットは今回の対応で、世界7,000万人を超える利用者に対し、仮想通貨と伝統金融資産の垣根を取り払った多様な取引環境を提供することを目指す。
仮想通貨投資と株式市場の融合が進む中、USDTなどステーブルコインを基軸通貨として使うことで、為替変動の影響を抑え安定した資産運用が可能となった。
また、株式やコモディティ、FXなど複数資産を一つの口座でまとめて取引できるため、ユーザーの資産分散やリスク管理にも貢献するとしている。
今回のCFDモデルを用いたサービスは、現物株の直接取引ではないことから厳格な規制要件を一部回避できる側面もあるとみられる。
同取引所は今後も、仮想通貨と伝統金融の架け橋となるプラットフォーム構築を進める方針だ。
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