中国のマーケティング技術企業Aurora Mobileは、保有現金の最大20%をビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨に割り当てる計画を承認した。
ナスダック上場および中国のマーケティング技術企業であるAurora Mobileは24日、同社が保有する現金および現金同等物の最大20%を暗号資産(仮想通貨)に割り当てる計画を明らかにした。
同社は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要な仮想通貨に加え、ソラナ(SOL)やスイ(SUI)なども保有対象に含めている。
今回の同社の計画は、すでに取締役会の承認も受けており、中国国内の仮想通貨に対する規制環境が変化する中で、企業成長に向けた慎重な一歩と見なすことができる。
Aurora Mobileは2011年に深圳で設立され、プッシュ通知サービスJPushなどを提供するマーケティング技術の専門企業だ。
今回の決定は、テスラ社やマイクロストラテジー社など、インフレリスクの軽減とブロックチェーン技術の成長性を目的に、企業資産の一部を仮想通貨に振り分ける世界的な潮流に沿ったものだと言える。
保有上限を資産の20%に設定することで、事業運営に必要な流動性を確保しつつ、仮想通貨市場への参入を図る。
今回の銘柄選定には、市場で確立されたBTCやETH、比較的新しいブロックチェーン銘柄であるSOLやSUIが含まれている。
これは、機関投資家の間でアルトコインやレイヤー1ブロックチェーンへの関心が高まる中で行われ、市場の安定性と技術革新の可能性を両立させる狙いがあると考えられる。
また、同社は子会社EngageLabを通じてグローバル展開を強化しており、将来的には仮想通貨が国際的な決済効率を高める手段となり得る可能性も視野に入れているという。
アーク・インベストは15日、ビットコインとコインベース株の最高値更新を受け、関連資産の一部を売却し利益を確定した。
マイケル・セイラー氏が率いるストラテジー社は14日、約4億7250万ドルで4225BTCを追加購入。ビットコイン保有量は60万1550枚を突破。
ビットコイン価格が12万2000ドルを突破し、時価総額でアマゾンや銀を上回り世界5位の資産となった。機関投資家の需要が背景に。
スカイブリッジのスカラムッチ創設者がビットコインの2025年末価格を15万〜18万ドルと予測。現物ETFと機関投資家の参入が主な要因だ。