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米アーク、ビットコイン高値更新で関連資産を2200万ドル売却

17.07.2025 11:15 1 分で読了 若林 英明
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米アーク、ビットコイン高値更新で関連資産を2200万ドル売却

アーク・インベストは15日、ビットコインとコインベース株の最高値更新を受け、関連資産の一部を売却し利益を確定した。

米アーク・インベストは15日、ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新したことを受け、保有する同社のビットコインETFとコインベース株の一部を売却した。

ARKネクストジェネレーション・インターネットETFから、ARK 21シェアーズビットコインETFを880万ドルで売却した。

同時に、暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースの株式を1320万ドルで売却。

コインベースは14日に394ドル01セントの史上最高値を記録し、時価総額が初めて1000億ドルを突破していた。

ポートフォリオ管理方針に基づく売却

アーク社の売却は、同社が定めるポートフォリオ管理の厳格なルールに基づくものだった。

同社は個別銘柄の構成比率が10%を超えることを防ぐ方針を徹底しており、ビットコインとコインベースの急騰でこの規定に抵触したため、自動的なリバランスが必要となった。

ARKBは6月中旬に3対1の株式分割を実施しており、今回の売却は分割後では最大規模となった。

分割により価格は約3分の1に調整されていたが、7月上旬には分割前換算で約118ドル相当の高値に達していた。

売却と同日、アーク社はテスラ株を2220万ドル購入しており、仮想通貨投資から伝統的な成長株への資金シフトを示した。

仮想通貨市場の調整局面

アーク社の売却翌日の16日、ビットコインは12万3000ドル台の最高値から11万6000ドル以下まで急落する調整局面を迎えた。

この価格変動により、利益確定のタイミングとしての売却判断が妥当性を示した。

売却後も、コインベースはARKWファンドで主要な構成銘柄を維持している。

アーク社は7月16日にもコインベース株380万ドル分を追加売却したが、月間では依然として大幅な上昇を維持している。

ビットコインETF市場全体では、7月15日に4億300万ドルの純流入を記録しており、ブラックロックのIBITが4億1630万ドルをけん引した。

アーク社のARKBは同日620万ドルの純流出となったが、1月の上場以来の累積純流入は53億ドルを超えている。

日本語版CryptoDnesライター。2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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