アーク・インベストは、ビットマインに1億8200万ドルを出資。同社はイーサリアム総供給量の5%取得という戦略目標を推進する。
米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは22日、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストから1億8200万ドルを調達した。
同社は調達資金の全額をイーサリアム(ETH)購入に充当し、総供給量の5%取得という戦略目標の達成を加速させる。
アーク・インベストは、今回のブロック取引でビットマインの普通株式477万3444株を取得。
ビットマインは純手取額1億7700万ドルの全額をイーサリアム購入に充当する予定だ。
この取引は、同社が以前に発表したATMプログラムの一環として実施された。
アーク・インベストによる今回の投資は、ビットマインのイーサリアム蓄積戦略に対する機関投資家からの強い信頼を示すものとなった。
ウッド氏はテスラやビットコイン(BTC)、AI分野への先駆的な投資で知られており、今回の出資は同社戦略の妥当性を示す重要な指標となっている。
ビットマインのトーマス・リー会長は、アーク・インベストの出資について「イーサリアム総供給量の5%取得を目指す中で、指数関数的な機会を見出してもらえた」と述べた。
リー氏はウッド氏を「テスラ、ビットコイン、AIへの早期投資で収益を上げた指数関数的投資のパイオニア」と評価している。
ビットマインは6月にニューヨーク証券取引所アメリカン市場への上場を果たし、株価は過去1カ月で800%を超える急騰を見せた。
さらに23日にはオプション取引が開始され、流動性と投資家アクセスの向上が図られている。
同社は、トリニダードやテキサス州ペコス、シルバートンなど低コストエネルギー地域でのマイニング事業と、資本市場からの資金調達を組み合わせる戦略を採用している。
これにより市場の価格変動に左右されず、安定した仮想通貨蓄積を実現している。
現在ビットマインは30万ETH超を保有しており、企業レベルでのイーサリアム保有量では最大級の規模となっている。
機関投資家によるアルトコイン採用が拡大する中、同社は最大規模のイーサリアム保有機関投資家を目指している。
NYSE上場のビットマインが、イーサリアム保有額で企業として最大手に。21億ドル相当のETHを保有し、機関投資家の関心を集めている。
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