AIミームコイン市場が活況、TURBOなどが上昇を牽引

AI関連の暗号資産（仮想通貨）市場の時価総額は2日、約3兆1090億ドルを記録した。

急成長を遂げるAIセクターにおいて、特にAI関連ミームコインが活況を呈している。

2025年に入り、人工知能（AI）の実用性とインターネットミームの拡散力を組み合わせた仮想通貨が投資家の関心を集めている。

主要AIミームコインの動向

特にTurbo（TURBO）は市場で際立った動きを見せる。他のAI関連トークン、例えばTARS AI（TAI）は週間で234%の上昇を記録し、tao.bot（TAOBOT）は約150%上昇した。

また、AI関連の仮想通貨市場全体は2025年第1四半期中盤の調整局面から回復し、ここ数週間で33%持ち直している。

市場回復と注目の背景

市場回復の背景には複数の要因がある。一つは、Dawgz AI（DAGZ）のようなプロジェクトに見られるAIトレーディングエージェント（AIを用いた自動取引システム）の登場が影響している。

これらのシステムはリアルタイムで市場分析と取引を自動化し、投資家の注目を集めている。

また、第1四半期の一時的な下落を経た後、AI関連トークンは4月下旬から5月にかけて勢いを増している。

機関投資家の関心も再び高まっており、第1四半期のベンチャーキャピタル（VC：新興企業への投資）の内57%がAI関連プロジェクトに投資された。市場全体では仮想通貨投資家の35.7%がAIトークンに関心を示し、ミームコイン（27.1%）を上回っている。

この二つを合わせると市場話題の62.8%を占める計算となる。

ユーティリティ重視とリスク

一方、Fartcoin（FARTCOIN）やOfficial Trump（TRUMP）などのトークンは、AIとミームの融合分野での投機的な側面を示している。急激な価格上昇の可能性がある一方、価格変動のリスクも常に伴う。

しかし従来のミームコインと異なり、新プロジェクトはステーキング報酬やAIを活用した資産運用ツールを提供し、長期的な価値維持を図っている。この動きは「ユーティリティ（実用性）主導のミーム」へのシフトを示している。

また、2025年5月に一部個人投資家が一時的に市場から撤退したことは、AIとミームを融合させた新興トークンが特定需要層を取り込む機会となる。

さらに、AI16ZやAIMONICAなどの新たなトークンが登場し、セクター全体のトレンドに沿った動きを見せている。

こうした新たな潮流の中で、特に注目されるプロジェクトが「SUBBD Token （SUBBD）」だ。

SUBBD TokenはAI技術を活用した分散型コンテンツサブスクリプションプラットフォームで、850億ドル規模とされる巨大なクリエイターエコノミー市場に革新をもたらす可能性を秘めている。

イーサリアム（ETH）ブロックチェーン上に構築され、ネイティブトークンであるSUBBD Tokenはプラットフォーム内で決済、ステーキング、ガバナンス投票に利用される。

このプロジェクトへの投資家関心は複数の理由により高い。まず、AIを活用したコンテンツ作成支援ツールと視聴者分析機能を備え、クリエイターが効率的に活動できる環境を提供している。

さらに、既に2000人以上のトップインフルエンサーとの提携が発表され、合計で2億5000万人超のフォロワーへのリーチが見込まれている。この強力なネットワークはプラットフォームの普及とトークン需要の拡大に寄与する。

また、中央集権型プラットフォームを介さず、クリエイターとファンが直接P2Pで支払いを行える仕組みは、手数料の削減と収益の透明性向上に貢献する。

現在、SUBBD tokenは仮想通貨プレセールを実施しており、割引価格でトークンを入手できる機会を提供している。

加えて、プレセールで購入したトークンは即座にステーキングが可能で、年利20%という高利の報酬が設定され、早期投資家にとって魅力的だ。

一部アナリストは、プラットフォームの普及とステーキングインセンティブを背景に、2025年末までにSUBBDトークンの価格が現在のプレセール価格から最大22倍に達する可能性があると予測している。

AIという最先端技術と成長著しいクリエイターエコノミーを結びつけるSUBBD Tokenの試みは、Web3時代の新たな収益化モデルとして、今後の展開に注目が集まる。

SUBBD Tokenの公式サイトを見てみる

Maiko Harimoto

仮想通貨市場のトレンドを正確に捉え、ビットコインをはじめとする主要銘柄の動向を継続的に追っています。Web3.0領域に特化したコンテンツ制作に長年携わり、専門的なテーマでも読者にとってわかりやすく、有益な情報をお届けします。