コインベースCEOが毎週ビットコインを購入するLong Bitcoin戦略を発表。株価は過去最高値を更新し、存在感を強める。
暗号資産取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOが26日、同社が毎週ビットコイン(BTC)を購入していると明かした。
この購入はLong Bitcoin戦略の一環として実施されており、ビットコインの長期的な価値上昇を見込んだ継続的な購入方針を表している。
発表を受け、同社の株価は5.5%上昇し375.07ドルで取引を終え、2021年11月の最高値を上回り過去最高値を更新した。
現在コインベースは約9270BTCを保有しており、これは世界の企業の中で10番目の規模に相当する。
アームストロング氏はビットコインがインフレや金融不安に対するヘッジとしての長期的な可能性を強調している。
同CEOは以前から、ビットコインが将来的に数百万ドルの価格に達する可能性があると述べており、今回の購入戦略もこの確信に基づいている。
コインベースの株価急騰の背景には、5月19日のS&P500種株価指数への採用がある。
同社は新しい仮想通貨企業として初めて同指数に組み入れられ、これが機関投資家からの信頼向上につながった。
この採用により、インデックスファンドが同社株式を購入する必要が生じ、ベルンスタインのアナリストは約160億ドルの買い圧力が発生すると予測している。
パッシブファンドから90億ドル、アクティブファンドから70億ドルの資金流入が見込まれる。
アームストロング氏の毎週のビットコイン購入は、ストラテジー社の手法を一部模倣している。
継続的な購入により供給の希少性を高め、価格上昇を促進することを狙っている。
同社は現在59万2345BTCを保有しており、約330億ドル相当の資産を持つ。
ビットコインマガジンのデビッド・ベイリーCEOも、アームストロング氏を最高の人物と称賛。
企業レベルでのビットコイン支配力の再確立を評価した。
この動きは他の企業にもおすすめ仮想通貨戦略の採用を促す可能性がある。
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