ヘルスケア企業プレネティクスがビットコイン財務戦略を採用した。29億円相当のBTCを取得し、元OKX幹部を役員に任命した。
ナスダック上場のヘルスサイエンス企業プレネティクス・グローバルは18日、ビットコイン(BTC)を組み入れる財務戦略を正式に開始した。
同社はこの戦略の一環として、2000万ドル(約29億円)を投じ、平均取得単価10万6712ドルで187.42 BTCを取得した。
これはヘルスケア分野の企業としては初の公式な取り組みとなる。
この動きを主導するため、暗号資産(仮想通貨)取引所OKXのアンディ・チャン元COOが、新たに取締役会に加わった。
BIG BREAKING 🇺🇸
HEALTHCARE FIRM PRENETICS ($PRE) BECOMES FIRST IN ITS SECTOR TO ADOPT #BITCOIN TREASURY STRATEGY, BUYING $20M WORTH OF $BTC (187.42 BTC)
EXTREMELY BULLISH 👀🔥 pic.twitter.com/AJfoCKeV3p
— BITCOINLFG® (@bitcoinlfgo) June 18, 2025
プレネティクスは、世界有数のビットコインを保有するヘルスケア企業となることを目指している。
今回の決定は、企業の現金準備金を仮想通貨に割り当てるという、より広範なトレンドに沿ったものだ。
同社のダニー・ヤンCEOは、ヘルスケアの革新とブロックチェーン技術の融合を強調し、ビットコインが取引の効率性を高める役割を担うと述べた。
プレネティクスは、現金準備金6600万ドルを含む総流動性1億1700万ドルを報告しており、無借金経営という健全な財務基盤を持つ。
チャン氏が持つ仮想通貨分野での豊富な経験は、同社が規制や運用の課題に対応する上で重要な役割を果たすと期待される。
彼の知見は、ビットコインだけでなく、市場で2番目に大きいイーサリアム(ETH)のような主要資産の動向を分析する上でも役立つ。
同社は今後、バランスシートの大部分をビットコインに割り当てる計画を進める。
また、IM8 HealthやCircleDNAといった自社の消費者向けプラットフォームで、仮想通貨による決済を受け入れる方針だ。
長期的な戦略として、金融機関と連携し、体系的なビットコイン取得計画や保有資産の収益最大化について協議を進めている。
同社は保有する資産を安全に管理するため、信頼性の高いビットコインウォレットの選定にも注力している。
さらに、高成長分野に注力するため、ACT Genomics事業の売却も進めるなど、企業再編にも着手している。
プレネティクスは2025年の収益見通しを8000万ドルから1億ドルに引き上げ、2025年第4四半期までの黒字化を見込んでいる。
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