ステーブルコインUSDCがXRPレジャーにネイティブ対応。低コスト・高速決済のXRPL上で、企業間決済やDeFiでの活用を目指す。
サークル社が発行するステーブルコインUSDCは12日、XRPレジャー(XRPL)上でネイティブにローンチされた。
これにより、規制に準拠したドルペッグのステーブルコインが、クロスチェーンブリッジを介さずにXRPLのブロックチェーン上で利用できるようになった。
XRPLは、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などに続き、USDCをネイティブにサポートする22番目のブロックチェーンとなった。
リップル社とサークル社は、相互運用可能な金融エコシステムの構築という共通のビジョンを掲げている。
今回のXRPL上でのUSDCの展開は、XRPLが持つ低い取引コストと高速な決済という利点を最大限に活用することを目的としている。
また、分散型取引所(DEX)やオンデマンド流動性(ODL)といった組み込み機能も、その有用性を高める要因となる。
さらにUSDCは、規制準拠という側面も持っており、ステーブルコイン採用に慎重な企業も、安心して利用できる選択肢となる。
リップル社のマーカス・インファンガー氏は、「USDCのような規制されたステーブルコインは、実用性を重視したアプリケーションに不可欠だ。」と述べた。
今回の統合により、XRPLは企業間決済や分散型金融(DeFi)など、多様な分野での活用が期待される。
企業は国境を越えた取引において、USDCを利用することで手数料の削減と決済時間の短縮を実現できる。
DeFi開発者は、時価総額300億ドルを超えるUSDCの流動性を、XRPL基盤のDAppsにおけるレンディングや取引に活用可能だ。
また、マルチシグネチャウォレットなどの機能は、規制対象となる機関投資家の参加を後押しする。
さらにXRPLは、2025年第2四半期にイーサリアム仮想マシン(EVM)互換のサイドチェーンのローンチを予定しており、多くのDeFi開発者を引きつけると期待されている。
ソラナ現物ETF発行体は、SECの要請に応じ修正S-1フォームを提出。ステーキングや現物償還の開示を更新し、年内承認期待。
SharpLinkは、約667億円相当のイーサリアムを購入し準備資産に指定。世界最大の上場企業ETH保有者となった。
カナダの上場企業Tony GがHYPEトークンを約6,319万円分購入。機関投資家の参入を示し、同社株価は741%急騰した。
米上院議員2名が、メタのステーブルコイン計画について懸念を表明し、マーク・ザッカーバーグCEOに詳細を問う書簡を送付した。