BitMEX創業者、ビットコイン7.65万ドル維持で危機回避と予測

暗号資産（仮想通貨）取引所BitMEXの共同創設者アーサー・ヘイズ氏は3日、ビットコイン（BTC）が米国の税申告期限である4月15日までに7.65万ドル（約1,109万円）以上の価格を維持できれば「危機は回避される」との見解を示した。

ヘイズ氏は最近の市場の下落に触れながらも、この重要な価格水準を維持することが市場の安定性と投資家信頼の確保に不可欠だと強調している。

この発言は、特定の価格レベルがビットコイン市場の安定に与える影響についてのヘイズ氏の見方を示すものだ。

マクロ経済要因と価格予測

ヘイズ氏の予測は、より広範なマクロ経済要因の影響を受けている。

彼は最近の市場イベントに対する否定的な反応に言及しながらも、7.65万ドルの水準を維持することがリスク軽減に重要だと考えている。

さらに、彼の予測は米連邦準備制度理事会（FRB）の量的緩和政策の重要性と、金融政策、そして結果的にビットコインやアルトコインの価格に影響を与える可能性のある財政変化に対する彼の信念に影響されている。

2025年末までに25万ドル到達の可能性

ヘイズ氏はまた、2025年末までにビットコインが25万ドル（約3,625万円）に達する可能性があるとも予測している。

この見通しは、量的引き締めから量的緩和への政策転換など、金融緩和政策が強化される可能性に支えられている。

こうした政策転換は市場に流動性を注入し、法定通貨の供給増加に敏感なビットコインのような資産に恩恵をもたらすとヘイズ氏は分析している。

彼の投資会社は引き続き7.65万ドルから9万ドル（約1,305万円）の範囲内でビットコインに投資しており、マクロ経済環境の変化の中でのビットコインの成長可能性に対する彼の楽観的な見方を反映している。

ヘイズ氏による価格予測と分析は、仮想通貨取引所と従来の金融市場との相互関係が強まる中で、投資家にとって注目すべき見解となっている。

特に金融政策の変化がビットコイン価格に与える潜在的な影響に関する彼の分析は、多くの仮想通貨投資家の関心を集めている。

tomoya