フランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラルの暗号資産部門が、米ドル連動のステーブルコイン「USDCV」を発表。ETHとSOLに展開。
フランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラルの暗号資産(仮想通貨)部門であるSG-FORGEは10日、新たな米ドル連動型ステーブルコインUSD CoinVertible(USDCV)を発表した。
この新しいステーブルコインは当初、イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)のブロックチェーン上で展開される。資産の保管は、BNYメロンが担当する。
USDCYの取引開始は2025年7月初旬を予定しているが、規制上の制約から米国在住の顧客は利用対象外となる。
USDCVは、2023年4月にローンチされたユーロ建ての「EUR CoinVertible(EURCV)」と同様、欧州連合(EU)の暗号資産市場規制(MiCAR)に準拠している。
SG-FORGEは、フランス当局から電子マネー機関としてのライセンスも取得済みだ。
主なターゲットは、安定した規制準拠のデジタル通貨を求める機関投資家や法人、個人投資家となっている。
BNYメロンの関与は、USDCVの信頼性をさらに高める要因だ。同社はステーブルコインUSDCの準備金や、ブラックロック社のファンド管理も手掛けている。
SG-FORGEは、世界的にシステム上重要な銀行(G-SIB)の子会社として初めて、イーサリアムのようなパブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する企業となる。
SG-FORGEのジャン=マルク・スタンジェCEOは、「ステーブルコイン市場は依然として米ドル建てが主流だ。この新しい通貨は、顧客が機関投資家レベルのステーブルコインの利点を活用することを可能にする。」と述べた。
米上院議員2名が、メタのステーブルコイン計画について懸念を表明し、マーク・ザッカーバーグCEOに詳細を問う書簡を送付した。
米SECは12日、ビットワイズのドージコイン現物ETFを含む複数の仮想通貨関連ETFの承認判断を延期した。
Eコマース大手Shopifyはコインベース、ストライプと提携し、USDCによる決済を標準機能として導入する。6月下旬から試験運用を開始。
ステーブルコインUSDCがXRPレジャーにネイティブ対応。低コスト・高速決済のXRPL上で、企業間決済やDeFiでの活用を目指す。