米国のスポットビットコインETFが5月24日までの週に27.5億ドルの純流入を記録し、2025年最高の週間取引高を達成した。
米国のスポットビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)はこのほど、27億5000万ドルの純流入を記録した。
これは2025年の週間流入額として過去最高となり、前週の6億800万ドルから4.5倍の急増となる。
同期間中、ビットコインの価格は1月の最高値である10万9000ドルを上回った。22日には11万1970ドルまで上昇し、機関投資家の関心を大きく押し上げた。
23日のビットコインETF取引量は45億ドルに達し、数カ月で最高の単日取引額を記録。これは機関投資家の参加が活発化していることを意味する。
ブラックロックのアイシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は8日連続で流入を記録し、その総額は4億3080万ドルに達した。これに対して、グレースケールのGBTCとARK 21シェアーズのARKBはそれぞれ8920万ドルと7390万ドルの流出を示した。
ビットコインが11日間にわたって10万ドルを上回る水準を維持したことで、4月中旬の停滞期以降、機関投資家の楽観的な見方が再び強まった。年率換算のベーシス取引利回りは9%近くに達し、4月の水準の2倍となった。
スポットイーサリアム(ETH)ETFは23日に1億1050万ドルの純流入を記録。これは2月初旬以来最強の流入額となり、イーサリアム関連商品の再び高まる関心を示した。
今回の流入は、経済環境の広範な変化の中で投資家がポートフォリオをリバランスし、リスク調整後のエクスポージャーを求め、規制された暗号資産(仮想通貨)商品へ資金を振り向けた結果である。また、スポットビットコインETFの運用に関する継続的な規制の明確化が、機関投資家の信頼を裏付け、持続的な流入を促している。
マイケル・セイラー氏が率いるストラテジー社は14日、約4億7250万ドルで4225BTCを追加購入。ビットコイン保有量は60万1550枚を突破。
ビットコイン価格が12万2000ドルを突破し、時価総額でアマゾンや銀を上回り世界5位の資産となった。機関投資家の需要が背景に。
スカイブリッジのスカラムッチ創設者がビットコインの2025年末価格を15万〜18万ドルと予測。現物ETFと機関投資家の参入が主な要因だ。
東証上場のリミックスポイントは、約315億円の資金調達を公表。全額をビットコイン追加購入に充てる予定で、企業価値向上を目指す。