大手資産運用会社21Sharesはこのほど、暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)に連動する上場投資信託(ETF)を米デラウェア州で正式に登録した。
今回登録されたSUI ETFは、SUIトークンまたはその価格に連動するデリバティブ(金融派生商品)を保有する見込みで、投資家はSUIの価格変動に対するエクスポージャー(投資機会)を得ることが容易となる。
米デラウェア州は、そのビジネスフレンドリーな規制と法的な判例から、金融商品の登録地として好まれている。同州での商品登録は、ETFの信頼性を高め、米証券取引委員会(SEC)の審査手続きを円滑に進める可能性がある。
伝統的な投資家の間で、SUIのような新しい仮想通貨へ、簡素化され規制された方法でアクセスしたいという需要が高まっていることも、21Sharesのような発行体がETF開発を進める要因となっている。
米国では、すでにカナリーキャピタルがSUI ETFの申請を行っている。21SharesがSUI ETFを申請した場合、カナリーキャピタルに次ぐ二例目となる。
仮想通貨SUIの価格は、過去1週間で50%以上急騰し、市場の注目を集めている。
この上昇は、Suiネットワークのエコシステム拡大と主要取引所での上場増加によるものだ。特に、新たな分散型金融(DeFi)プロジェクトの統合や、ステーキング需要の急増が価格を押し上げている。
また、ネットワークの高いスケーラビリティと低コストのトランザクションも投資家に支持され、取引量が急増。
開発チームの積極的なアップデートやコミュニティの活発な動きも好材料となっている。
今後の技術進展やパートナーシップがさらなるSUI価格上昇の鍵を握ると見られ、投資家の関心が高まっている。
カナリーキャピタルは、ソラナ現物ETFにステーキング機能の導入を計画。マリネード・ファイナンスとの提携も実施。
ソラナモバイルが新スマートフォンSeekerを8月4日から出荷。新トークンSKRと独自のセキュリティ基盤TEEPINも公開。
ナスダック上場のBTCSは5月21日、約12億円を投じてイーサリアム3450ETHを取得し、保有量は前年比38%増の1万2500ETHとなった。
米証券取引委員会(SEC)は、XRPとドージコインを追跡するETFの審査期限を6月中旬まで延長すると発表した。