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XRPレジャー、今夏にイーサリアム互換サイドチェーン導入か

12.06.2025 3:19 1 分で読了 Kaiki Tsuchioka
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XRPレジャー、今夏にイーサリアム互換サイドチェーン導入か

XRPレジャーは2025年第2四半期にイーサリアム仮想マシン(EVM)互換サイドチェーンを導入予定。エコシステムの拡大を目指す。

リップル社のXRPレジャー開発チームは11日、イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性のあるサイドチェーンを2025年第2四半期にリリースする計画を明らかにした。

XRPレジャーは、リップル社が手掛ける次世代型決済ネットワークだ。EVMサイドチェーン統合により、イーサリアム(ETH)のスマートコントラクト機能がXRPレジャーのエコシステムに統合されることになる。

イーサリアムで普及している開発ツール「Solidity」や「メタマスク」などがネイティブでサポートされ、開発者の参入を促す狙いがある。

イーサリアム開発者を取り込む戦略

新しいサイドチェーンは、コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・オーソリティ(PoA)を採用する。ガストークンには、ラップドXRP(wXRP)が使用される計画だ。

これにより、1,000TPS(秒間トランザクション数)を超える処理能力と、0.01ドル未満という低い取引手数料の実現を目指している。

EVMサイドチェーンの導入は、XRPレジャーの有用性を国際送金以外にも広げるための戦略の一環だ。

イーサリアムエコシステムから開発者を惹きつけることで、分散型アプリケーション(dApps)の導入を円滑にすることが期待される。

相互運用性とセキュリティも強化

このサイドチェーンは、ブリッジとしてAxelarネットワークを独占的に使用する。これによりXRPレジャーは、69以上の他のブロックチェーンエコシステムとの接続が可能になり、相互運用性が大幅に向上する。

またリップル社は、グッゲンハイムのデジタル債務に技術を提供するなど、金融アプリケーションの多様化も視野に入れた取り組みも進めている。

セキュリティ面では、2025年2月にInformal Systems社による監査が実施された。この監査で重大な問題が解決され、ネットワークの信頼性と完全性が強化された。

開発にはPeersyst Technology社などの技術企業も協力しており、厳格なテストを通じて高いパフォーマンス基準を確保している。

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。

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