XRPレジャーは2025年第2四半期にイーサリアム仮想マシン(EVM)互換サイドチェーンを導入予定。エコシステムの拡大を目指す。
リップル社のXRPレジャー開発チームは11日、イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性のあるサイドチェーンを2025年第2四半期にリリースする計画を明らかにした。
XRPレジャーは、リップル社が手掛ける次世代型決済ネットワークだ。EVMサイドチェーン統合により、イーサリアム(ETH)のスマートコントラクト機能がXRPレジャーのエコシステムに統合されることになる。
イーサリアムで普及している開発ツール「Solidity」や「メタマスク」などがネイティブでサポートされ、開発者の参入を促す狙いがある。
新しいサイドチェーンは、コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・オーソリティ(PoA)を採用する。ガストークンには、ラップドXRP(wXRP)が使用される計画だ。
これにより、1,000TPS(秒間トランザクション数)を超える処理能力と、0.01ドル未満という低い取引手数料の実現を目指している。
EVMサイドチェーンの導入は、XRPレジャーの有用性を国際送金以外にも広げるための戦略の一環だ。
イーサリアムエコシステムから開発者を惹きつけることで、分散型アプリケーション(dApps)の導入を円滑にすることが期待される。
このサイドチェーンは、ブリッジとしてAxelarネットワークを独占的に使用する。これによりXRPレジャーは、69以上の他のブロックチェーンエコシステムとの接続が可能になり、相互運用性が大幅に向上する。
またリップル社は、グッゲンハイムのデジタル債務に技術を提供するなど、金融アプリケーションの多様化も視野に入れた取り組みも進めている。
セキュリティ面では、2025年2月にInformal Systems社による監査が実施された。この監査で重大な問題が解決され、ネットワークの信頼性と完全性が強化された。
開発にはPeersyst Technology社などの技術企業も協力しており、厳格なテストを通じて高いパフォーマンス基準を確保している。
バイナンスウォレットは新機能Alpha Earn Hubを導入。流動性提供でAPR報酬やトークン配布を受け、Web3プロジェクトへの早期参加が可能に。
SuiとAptos上の分散型取引所Cetusプロトコルが、ハッキング被害から復旧し6月8日にサービスを再開。セキュリティ強化へ
ソラナ財団とドバイの仮想資産規制庁(VARA)が経済特区設立で覚書を締結。ブロックチェーン革新と規制順守の両立を目指す。
メタマスクがソラナを統合し、複数チェーン上の資産を一つのウォレットで管理可能に。モバイル版も数週間以内にリリース。