イーサリアム共同創業者ヴィタリック・ブテリンが、ノード運用のハードルを下げる新たなアップグレード案を発表した。
イーサリアム(ETH)共同創業者のヴィタリック・ブテリンは15日、ノード運用に必要なハードウェア要件を軽減し、イーサリアムのアクセシビリティを向上させる新たなノードアップグレード案を発表した。
今回の発表は、イーサリアムネットワークの分散性と参加者の多様性を高めることを目的としている。これまでイーサリアムのノードを運用するには、高性能なハードウェアや十分なストレージ容量が必要とされ、一般ユーザーにとっては参入の障壁となっていた。
How to make Ethereum L1 scaling more friendly to users running local nodes for personal use:https://t.co/881XRJLpI0
— vitalik.eth (@VitalikButerin) May 19, 2025
ブテリン氏が提案したアップグレード案は、ノード運用に求められるハードウェアスペックを大幅に緩和する内容となっている。具体的には、ネットワークに参加するノードが保持するデータ量を最適化し、より軽量なデバイスでもノードとして機能できる仕組みを導入するという。
この仕組みでは、ノードがすべての過去データを保存する必要がなくなるため、パソコンや小型サーバーなど一般的なデバイスでも十分に運用可能となる。これにより、より多くの個人や小規模な事業者がイーサリアムネットワークに参加しやすくなると見られている。
ノードの運用要件を緩和することで、ネットワーク全体の分散性が高まることが期待されている。分散性の向上は、暗号資産(仮想通貨)のセキュリティ強化にもつながる重要な要素だ。
これまでノード数が限られていたことで、一部の大規模事業者に依存する傾向があったが、今後はより多様な主体が運用に参加できるようになる。これにより、ネットワークの健全性や耐障害性も向上する可能性がある。
今回の提案は、イーサリアムだけでなく他の仮想通貨ネットワークにも影響を与える可能性がある。より多くのユーザーがノード運用に参加できる仕組みは、仮想通貨投資のアクセシビリティ向上に直結するからだ。
今後、イーサリアムコミュニティ内で本提案に関する議論が進み、実際の導入に向けた技術的な検証やアップグレード作業が進められる見通しだ。ブテリン氏の提案が実現すれば、イーサリアムの分散型ネットワークとしての強みがさらに強化されるだろう。
このような取り組みは、仮想通貨業界全体の発展にも寄与すると考えられている。
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