暗号資産(仮想通貨)バーチャルズ・プロトコル(VIRTUAL)は28日、過去24時間で30%以上急騰した。
このトークンは、人工知能(AI)のほか、ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)といった主要なブロックチェーンのエコシステムに関連している。現在の価格は取引所によって異なり、時価総額は約9億5000万ドル(約1362億円)に達している。
今回の価格急騰には、いくつかの要因が影響していると見られる。まず、市場の短期的な勢いが挙げられる。
VIRTUALは過去24時間で13.21%上昇しており、取引量も5億6600万ドル(約813億円)を超えている。これは投資家の関心の高まりを示している。
また、VIRTUALはAI関連トークンとして、複数のブロックチェーンプラットフォームで利用される点が投資家の期待を集めている。
この新しい仮想通貨は、AIエージェントを作成できるレイヤー2プラットフォームとして、ゲームや仮想世界における人工知能の統合を促進する役割を担っている。
VIRTUALは5月中に220.51%上昇し、3.96ドル(約569円)に達する可能性がある。しかし、過去最高値である5.07ドル(約728円)からはまだ距離があり、価格回復への期待が投機を促している面もある。
専門家の間では意見が分かれており、2025年のVIRTUALの価格予測は1.5ドル(約215円)から8ドル(約1150円)と幅広い。
これはAI市場の急速な発展と、暗号資産市場の固有の変動性を反映したものだ。現在の上昇は、過去の統計データが示す標準的な価格変動パターンと一致している。
AIと暗号資産の融合は、VIRTUALのようなプロジェクトだけでなく、さらにユニークな形で進化を続けている。
特に注目を集めているのが、イーサリアムベースのAIエージェント・ミームコイン「MIND of Pepe(MIND)」である。MINDは単なるユーティリティトークンではなく、自律的に暗号資産エコシステムと対話し、学習するAIエージェントとして設計されている。
機械学習を活用し、ソーシャルメディアのセンチメント分析、市場データ、最新ニュースをリアルタイムで解析して投資判断に役立てる。さらにMINDのAIは自身のウォレット(総供給量の25%を保有)を管理し、市場トレンドを分析した上で新たなトークンを発行する能力も持つ計画だ。
MIND保有者は、AIが生成する市場インサイトや、AI自身がローンチするトークンへの早期アクセス権といった特典を享受できるほか、プレセール期間中は高い利回りのステーキング機会も提供されている。2025年4月時点でプレセールはすでに約800万ドルの資金調達に成功しており、5月10日にはAIエージェントの正式ローンチが予定されている。
リップル(XRP)は5月中旬に大きく変動しつつ、UAEでの事業拡大とAED連動型ステーブルコイン検討を進めている。
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