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VanEck、トークン化ファンドを提供開始へ|ETHやAVAXに展開

14.05.2025 7:48 1 分で読了 Kaiki Tsuchioka
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VanEck、トークン化ファンドを提供開始へ|ETHやAVAXに展開

VanEckは米国債に投資できるトークン化ファンドVBILLの提供を開始。アバランチ、BNBチェーン、イーサリアム、ソラナに対応。

大手資産運用会社VanEckは13日、短期米国債に投資できるトークン化ファンド「VanEck Treasury Fund(VBILL)」の提供を開始した。

この商品は当初、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ、BNBチェーンの4つのブロックチェーン上で展開される。

ファンドのトークン化には、Securitize(セキュリタイズ)が関与しており、法規制の順守と技術的な信頼性の両立を目指している。

複数チェーンに対応

VBILLは、米国短期国債への投資機会をブロックチェーン技術を通じて提供する点が特徴だ。

イーサリアム、アバランチ、イーサリアム、ソラナ、BNBチェーンといった複数のチェーンでサービスを提供することで、幅広い暗号資産(仮想通貨)投資家がアクセスできる体制を整えている。

最小投資額は、ソラナ、アバランチ、BNBチェーンでは10万ドル、イーサリアムでは100万ドルと設定されている。

イーサリアム上での最低投資額が特に高いのは、スマートコントラクトの運用コストやシステム上の要件が影響しているためだ。

価格はRedStoneのオラクルサービスを通じて毎日更新され、ブロックチェーン上での価格情報の透明性を担保する。またファンドが保有する資産は、世界的な資産管理機関であるState Street(ステート・ストリート)が管理する。

さらにWormholeとの統合により、24時間365日利用可能な流動性、リアルタイム決済、シームレスなクロスチェーン送金が可能となる。

RWA市場の拡大

今回のVBILLは、ブラックロックやフィデリティ、フランクリン・テンプルトンなど大手金融機関による資産のトークン化の流れにVanEckも加わる形だ。

近年、トークン化された米国債市場は急拡大しており、過去1年で500%以上増加。市場規模は約70億ドル(約1,036億円)に達している。

この背景には、機関投資家によるキャッシュ・リザーブ運用の効率化や流動性向上へのニーズがある。

その中で、Securitizeのようなコンプライアンス重視のプラットフォームや、State Streetによる信頼性ある資産管理は、市場参加者のリスクを軽減し新たな投資手段として注目されている。

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。

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