ビットコイン12万ドルへ急騰か｜米裁判所がトランプ関税を差し止め

米国際貿易裁判所が28日、トランプ大統領の一方的関税を差し止める画期的な判決を下した。

米国際貿易裁判所は28日、ドナルド・トランプ大統領が緊急権限を利用して課した一方的関税の大部分を差し止める画期的な判決を下した。

同裁判所は、トランプ大統領が国際緊急経済権限法（IEEPA）を用いて議会承認なしに関税を課したことは憲法上の権限を逸脱していると判断した。

この決定により、カナダ、メキシコ、中国を含む世界各国に対してトランプ政権が2月に施行した報復関税が即座に停止された。関税はトランプ政権の積極的な貿易政策の柱だったが、裁判所の差し止め命令により法的枠組みが混乱状態に陥った。

判決が維持されれば、輸入業者への200億ドル（約2兆9000億円）を超える還付が生じる可能性がある。ホワイトハウスは即座に控訴し、この決定が国家安全保障と経済安定にリスクをもたらすと主張している。

市場センチメントの変化とビットコインへの影響

裁判所の判決は伝統的な金融市場においてリスクオン志向への転換を引き起こした。貿易緊張の緩和を受けてS&P500先物は1.3％上昇している。

ビットコインは当初0.4％の上昇にとどまっていたが、Swyftxのパブ・フンダル氏は遅れて上昇し、マクロ経済の不確実性が減少することで12万ドルに向けて急騰すると予測している。

フンダル氏は今回の決定が「貿易交渉に穴を開け」、市場のポジション再調整を迫るものだと指摘した。2月の関税導入時にはビットコインは10万ドルを下回る水準まで下落していたが、裁判所の介入によりこの傾向が逆転する可能性がある。

アナリストは、4月以降40％上昇した暗号資産（仮想通貨）市場の最近のアウトパフォーマンスと、ゲームストップによる4710ビットコイン（BTC）の購入に示される堅調な機関投資家需要が、持続的な強気相場の兆候だと主張している。

BTC Bull Tokenに見る革新的な投資戦略

ビットコインの強気相場が本格化する中、投資家の注目を集めているのがBTC Bull Token（BTCBULL）だ。

2月のプレセール開始以来600万ドル以上の資金調達に成功したこのイーサリアム系トークンは、従来のミームコインとは一線を画す革新的な仕組みを提供している。

BTCBULLの最大の特徴は、ビットコインの価格上昇に直接連動した報酬システムを採用している点だ。

ビットコインが15万ドルや20万ドルに達した際にはトークン保有者に無料でビットコインがエアドロップされ、12万5000ドル、17万5000ドル、22万5000ドルの節目ではトークンのバーン（焼却）によって希少性を高める設計となっている。

現在のプレセール価格は0.00252ドルと手頃な水準に設定されており、ビットコイン上昇の恩恵を低コストで享受できる投資機会として評価されている。

アナリストはBTCBULLの価格が2025年中に2400％上昇して0.06467ドルに達する可能性があると予測している。

これは、ビットコインが現在の11万ドル台から予想される上昇局面でトークンバーンによる供給削減とエアドロップによる投資家還元が相乗効果を生み出すためだ。

既にスマートコントラクトの監査も完了しており、透明性の高いホワイトペーパーも公開されている。

貿易関税の差し止め命令が市場の不確実性を和らげる中、機関投資家の仮想通貨への関心は一段と高まっている。

BTCBULLのような革新的なトークンは、ビットコインの価格上昇を直接的に享受できる新しい投資手段として、今後の強気相場において重要な役割を果たす可能性がある。

BTC Bull （BTCBULL）公式サイト｜X（旧Twitter）｜ホワイトペーパー

Kasumi Kamiyama

国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆。