ステーブルコイン最大手のテザーは5日、アフリカのブロックチェーン金融プラットフォーム「シガ・デジタル」への戦略的投資を発表。
ステーブルコイン最大手のテザー社は5日、アフリカのブロックチェーン金融プラットフォーム「シガ・デジタル」への戦略的投資を発表した。
この提携により、アフリカ大陸における暗号資産(仮想通貨)を活用した金融サービスの拡充を目指す。
今回の投資により、シガ・デジタルのプラットフォームにテザー(USDT)が統合される。これにより、アフリカの企業、個人事業主、リモートワーカーが効率的な国際送金と世界市場へのアクセスを利用できるようになる。
シガ・デジタルは、アフリカの企業向けにバーチャルアカウント、店頭取引(OTC)、資金管理、外国為替サービスなど包括的な金融ソリューションを提供している。USDTの統合により、これらのサービスがより安定した価値基準で提供されることになる。
同社の主要サービスには、多通貨管理のためのバーチャルアカウント、仲介者を介さない直接的な資産交換を可能にするOTCサービス、効率的な資金管理ツール、国際取引を円滑化する外国為替ソリューションが含まれる。これらのサービスは従来の銀行システムと比較して、より迅速で低コストな取引を実現する。
この協力関係は、銀行アクセスの制限や非効率的な決済システムといったアフリカ特有の金融課題を解決することに焦点を当てている。ブロックチェーン技術とステーブルコインを活用することで、十分な金融サービスを受けていない地域が世界の金融市場に参加できるようになる。
特にアフリカでは、石油・ガス業界などの資源セクターの企業やリモートワーカーにとって、従来の銀行システムへの依存を減らす重要な機会となる。
シガのプラットフォームは、これらの産業の資金管理と外国為替業務をブロックチェーン技術で効率化し、国際的な顧客に対する即座で低コストの決済を可能にする。
テザーの戦略的な新興市場への進出は、ステーブルコインを通じた金融アクセスの民主化というミッションと一致。アフリカの企業は今後、USDTを通じて国際的な資金の送受信が可能になり、地域市場と世界市場の橋渡しが実現する。
この投資は、新しい仮想通貨の実用性と金融包摂における役割を示す重要な事例として、業界内外から注目を集めている。
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