ソラナとトロン、反発の兆し｜急成長中の新しい仮想通貨とは

調整局面が続く仮想通貨市場において、ソラナとトロンには反発の兆しが見られる。一方、先行セール中の新しい仮想通貨Solaxyが注目が話題に。

暗号資産（仮想通貨）市場の時価総額は15日、過去24時間で2%下落し、約3兆4100億ドルを記録した。

市場全体が低調に推移する中で、ソラナ（SOL）やトロン（TRX）に反発の兆候が見られ、長期的には強気の見通しを示す声も出ている。

こうした中、新しい仮想通貨Solaxy（SOLX）が投資家の注目を集めている。Solaxyは、ソラナネットワークのスケーラビリティ問題に対処するレイヤー2ソリューションとして開発されており、その独自技術と成長性が市場関係者から高く評価されている

ソラナに反転の兆候、著名アナリストが強気見通し

著名な仮想通貨アナリストのテッド・ピローズ氏は、ソラナの価格が反転に向かう可能性を指摘した。12日に市場全体が下落した後、ソラナは反発の兆候となるチャートパターンを形成している。

同氏はまた、ソラナネットワークの活発なユーザー動向にも注目しており、この調整局面が長期化する可能性は低いと見ている。

CryptoDepの最新データによると、ソラナは月間アクティブユーザー数でNear Protocol（NEAR）やバイナンスコイン（BNB）を上回っており、強固なネットワーク基盤を維持している。これを踏まえ、ピローズ氏はソラナが反発前に140～145ドルのレンジを再テストするとの見通しを示した。

なお、CoinMarketCapのデータによれば、ソラナは週初から約9.5%下落し、一時142ドルまで値を下げた。しかし、強気派の動きも見られ、今後市場心理が改善すれば、150ドル台への回復も視野に入る。

トロン、短期調整も長期的には上昇基調を維持

CoinMarketCapのデータによれば、トロンは短期的には調整局面にあるものの、長期的には安定した成長軌道を維持している。

長期的な成長トレンドが明確であることから、調整局面にある現在も多くの投資家がトロンに対し強気な見方を崩していない。

Ahmad Mustafa氏などのアナリストは、数週間後に現在の保ち合い局面から抜け出し、爆発的な動きに転じると予測している。

また、別の専門家であるZola Christian氏は、トロンを取り巻く全体的なセンチメントが強気であると指摘する。

仮想通貨愛好家の同氏は、トロンが0.3ドルの抵抗線を突破すれば、本格的な上昇局面に入ると考えている。

Solaxy、ソラナの成長を支える新しい仮想通貨プロジェクト

Solaxyは、ソラナネットワークが抱えるスケーラビリティや取引信頼性の課題を解決するために開発された、初のレイヤー2ソリューションだ。

本プロジェクトは、高速処理と低手数料の両立を目指し、ゲーム領域やマイクロペイメントなど幅広い分野での実用化を見据えた新しい仮想通貨として大きな関心を集めている。

ネイティブトークンであるSOLXは、第三者機関によるセキュリティ監査を経て、信頼性と透明性が確認されている。すでに総供給量の10％にあたる約138億トークンがステーキングプールにロックされており、長期保有を見込んだ投資家の期待感がうかがえる。

現在実施中の先行トークン販売では、累計5000万ドルを超える資金を調達。この堅調な資金流入と、明確なプロジェクトロードマップを背景に、一部のアナリストは2025年末までにSOLXの価格が0.031ドルに達する可能性があると予測している。

なお、Solaxyの先行トークン販売は6月16日に終了する予定だ。ソラナエコシステムにおける次世代レイヤー2ソリューションとして、その今後の成長に注目が集まっている。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Solaxyホワイトペーパー

Maiko Harimoto

仮想通貨市場のトレンドを正確に捉え、ビットコインをはじめとする主要銘柄の動向を継続的に追っています。Web3.0領域に特化したコンテンツ制作に長年携わり、専門的なテーマでも読者にとってわかりやすく、有益な情報をお届けします。