ソラナのステーブルコイン市場が最高値、注目の新しい仮想通貨

ソラナ（SOL）上のステーブルコインの市場規模はこのほど、過去最高となる約128億ドル（約1兆7,920億円）を突破した。

ソラナのステーブルコイン市場は、2025年1月に50億ドル（約7,000億円）強からほぼ倍増。その後も成長軌道を維持し、今回の最高値更新に至った。

この急成長は、ソラナ上のミームコイン取引や分散型金融（DeFi）の活況、ステーブルコインを取り巻く規制環境の整備による機関投資家の参入などが要因と考えられている。

USDCやUSDYの成長

この成長を主に牽引したのは、サークル（USDC）やUSDYといったステーブルコインだ。両銘柄ともソラナ上での流通供給量を大幅に増加させ、USDCは過去1か月で+5%、USDYは同時期に+60%の成長を記録している。

その他にも、ペイパル（PYUSD）やグローバル・ダラー・ネットワーク（USDG）のような、機関投資家向けの新しいステーブルコインも、急速に利用を拡大させている。

一方で、ソラナで時価総額が2番目に大きいステーブルコインであるテザー（USDT）は、23億2,000万ドルで成長は横ばいとなっている。

ステーブルコイン市場成長で注目の新しい仮想通貨

安定した交換手段や担保として機能するステーブルコイン需要の高まりは、さらなるソラナの採用拡大や、そのDeFiインフラの成熟を示す兆候と考えられる。

しかし、この急速な成長は同時に、ソラナネットワークの混雑やトランザクション処理に関する課題への懸念も浮かび上がっている。

そのため、ソラナエコシステムの持続的な発展のためには、これらの課題への対応が急務だ。

こうした状況下で、ソラナのスケーラビリティ問題を解決し、さらなる飛躍を促す可能性を秘めた新しい仮想通貨「Solaxy （SOLX）」が登場している。

同プロジェクトは、ソラナネットワーク専用に設計された初のレイヤー2ブロックチェーンソリューションで、トランザクションの一部をオフチェーンで処理することにより、ソラナ本体の負荷を軽減し、より高速かつ低コストで信頼性の高いトランザクション処理を実現する。

これにより、ソラナが直面するネットワーク混雑、トランザクション失敗、スケーラビリティといった課題への具体的な解決策を提供する。

2025年初頭に行われたSOLXのプレセールでは、執筆時点までに3,100万ドル以上の資金調達に成功している。

SOLXトークンは今後、ソラナとイーサリアム（ETH）間のシームレスなクロスチェーン転送も可能にする予定だ。

Solaxy公式サイトを確認する

Kaiki Tsuchioka

2020年より暗号資産（仮想通貨）投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。