米ゲーム企業SharpLinkがイーサリアム財団から1万ETHを直接購入。ETHを主要準備資産とする最大の上場企業を目指す。
米ゲームマーケティング企業のSharpLink Gamingは11日、イーサリアム財団から直接1万ETHを購入した。
この取引は7月10日に完了し、購入価格は1ETHあたり2572ドル37セント、総額約2572万ドルに達した。
同社は暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)を主要な財務準備資産として採用する世界最大の上場企業となっている。
今回の取引について、SharpLinkのジョセフ・ルービン会長は「これは取引ではなく、長期的なビジョンへのコミットメントだ」と強調した。
同社は購入したETHをステーキングやリステーキングに活用し、流通供給量から除去することでイーサリアムエコシステムの健全性強化に寄与する計画を示している。
イーサリアム財団はスイスのツークに本拠を置き、イーサリアムプロトコルの開発と成長を支援する主要な管理組織として機能している。
今回の取引は、上場企業がイーサリアム財団から直接ETHを取得する初の事例となった。
SharpLinkは元々オンラインゲームとスポーツベッティング分野でのマーケティング会社として事業を展開していたが、2025年6月から新しい仮想通貨中心の財務戦略に大幅転換した。
同社は現在21万5634ETHを保有し、時価総額は約5億5800万ドルに達している。
発表を受けて、SBET株価は7月11日の取引で17.15%上昇し21ドル65セントで終了した。
同社株は7日連続での上昇となり、過去2週間で114.78%の急騰を記録している。
同社は全保有ETHを100%ステーキングプロトコルに投入しており、6月2日の戦略開始以降、既に322ETHのステーキング報酬を獲得している。
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