米SECはソラナETFの申請企業に対し、7月31日までに修正S-1書類の提出を要請。償還メカニズムが求められ、承認期待高まる。
米証券取引委員会(SEC)は7日、現物ソラナETF申請企業に対し、7月末までにコメントへの回答と修正されたS-1書類の再提出を求めた。
技術的にはSECは10月10日まで承認・否認の判断時間があるが、この期限よりもはるかに早く1つ以上のファンドを承認したい意向を示している。
この動きは、承認プロセスの大幅な加速を示唆しており、市場の期待を高めている。
REX-Osprey SOL and Staking ETFが市場で先行者利益を獲得したことで、SECは他のソラナETFとの競争バランスを保つ必要に迫られている。
関係者は、REX Sharesの商品が先週承認されたことで、SECは10月まで待つのではなく、より迅速に承認する圧力を感じていると思うと述べている。
これは以前にSECが複数のイーサリアム(ETH)と現物ビットコインETFを同時に承認したのと同じアプローチだ。
先行者利益の偏りを防ぐため、公平性を保とうとする姿勢が見て取れる。
6月にSECは申請企業に対し、現物での買い付けや償還、ステーキングに関する文言を含むようS-1書類の修正を求めていた。
これは、これらの潜在的商品に関するSECからの初の公式コミュニケーションだった。
承認されれば、現物ソラナETFはビットコイン(BTC)とイーサリアムに続き、米国市場で3番目の暗号資産(仮想通貨)ファンドとなる。
現在、リップル(XRP)、ドージコイン(DOGE)、ライトコイン(LTC)などの他の暗号資産を対象とした申請も審査待ちの状況だ。
ソラナETFは現在149ドルで取引されており、承認が実現すれば従来の証券口座を通じて多くの投資家がソラナ(SOL)にアクセスできるようになる。
ビットコインETFが1月の承認後に40%以上上昇。
イーサリアムETFが5月の承認後に25%上昇した前例を考えると、ソラナにも同様の価格上昇が期待されている。
7月末の期限設定により、SECが承認プロセスをコントロールしながら市場圧力に対応しようとする意図が明確になった。
予測市場プラットフォームのPolymarketでは、年内のソラナETF承認確率が99%と評価されており、市場の強い期待感を反映している。
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