米SECは、ソラナ(SOL)現物ETF複数の承認判断を延期。市場の健全性やカストディなどの観点から追加調査が必要だと判断。
米証券取引委員会(SEC)は19日、21シェアーズ、ビットワイズ、ヴァンエック、カナリー・キャピタルが提出したソラナ(SOL)現物ETF申請の最終判断の期限を先送りしたと明らかにした。
今回の延期に対しSECは、申請審査にあたり市場の健全性やカストディ、証券法順守といった観点から追加調査が必要だと説明している。
特にソラナについては、SECが現時点で同資産を証券と正式に分類していない点も審査を複雑化させている。
さらに、ソラナの流動性や価格発見プロセスがビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)と比較して小さいことも、規制機関による慎重な審査の一因となっている。
この背景には、暗号資産(仮想通貨)取引所への規制強化や、バイナンス、コインベースといった大手取引所に対する法的調査の影響もある。
SECは、仮想通貨全体の法的枠組みの明確化が、今後のETF承認プロセスにおいて重要だとしている。
今回審査遅延が決まった機関以外にも、複数の資産運用会社がソラナ現物ETFの申請を進めており、ソラナETFの機関投資家を中心に承認への期待感は根強い。
また、年内にソラナETFが承認される確率は82%と予測する声もある。
さらに、SECは6月にポルカドット(DOT)やリップル(XRP)など70件以上のETF案件も審査予定であり、これらの判断がソラナETFの今後に影響を与える可能性がある。
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