米SECは、フランクリン・テンプルトンが申請した現物ソラナETFとXRP ETFの審査を延期。ETFの承認に慎重な姿勢。
米証券取引委員会(SEC)は17日、大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンが申請したソラナ(SOL)現物ETFの審査期間を延長した。
新たな審査期限は2025年10月に設定され、同時に申請されているリップル(XRP)現物ETFについても2025年11月まで延期となった。
SECは、フランクリン・テンプルトンが申請したソラナとリップルの現物ETFについて、審査期間の延長を決定した。
この決定は、暗号資産(仮想通貨)市場の規制整備を進めるSECの慎重な姿勢を反映したものとなっている。
総資産1兆4000億ドルを運用するフランクリン・テンプルトンは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外の仮想通貨への購入機会を提供することを目指している。
特に、同社が申請したリップルETFは、米国で初めての現物型リップルETFとして注目されていた。
今回の延期は、規制当局が市場の準備状況やコンプライアンスに関するリスクを評価するための標準的な手続きに沿ったものとされている。
SECは通常、45日、60日、または90日単位で審査期限を延長する権限を持つ。
ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏とジェームズ・サイファート氏は、2025年中のソラナETF承認確率を90%と予測している。
これはライトコインETFの承認予測と同水準となっている。
サイファート氏は今週、SECがソラナとステーキング機能を持つETFの19b-4申請書の審査を予想より早く優先する可能性があると述べた。
発行者と業界関係者は、SECとその暗号資産タスクフォースと協力して詳細を詰めている可能性が高いという。
ソラナ現物ETFが承認されれば、高性能なブロックチェーンネットワークであるソラナに関連する仮想通貨SOLへの規制された投資手段が生まれることになる。
しかし、SECはステーキング機能やその他の投資家保護メカニズムに関する問題を解決するため、フランクリン・テンプルトンなどの発行者に追加の書類提出を求めている。
アルトコインに対するSECの根強い警戒感が延期の背景にある。
SECは特に、市場操作の可能性や投資家保護の観点から、承認に慎重な姿勢を崩していない。
ソラナの価格変動の大きさや、XRPがリップル社とSECとの法廷闘争の対象であることも、審査が長期化する一因と考えられている。
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