Home » アルトコイン » 米SEC、ドージコインETF承認延期|10月以降の判断に注目か

米SEC、ドージコインETF承認延期|10月以降の判断に注目か

13.06.2025 13:36 1 分で読了 Hideaki Wakabayashi
シェアする: シェアする
米SEC、ドージコインETF承認延期|10月以降の判断に注目か

米SECは12日、ビットワイズのドージコイン現物ETFを含む複数の仮想通貨関連ETFの承認判断を延期した。

米証券取引委員会は12日、ビットワイズが申請したドージコイン(DOGE)の現物ETFを含む複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期した。

6月15日とされていた審査期限は延長され、最終的な判断は2025年10月以降になる見通しだ。

しかし市場では承認確率を75%とする楽観的な見方が優勢で、暗号資産(仮想通貨)に友好的な新SEC委員長の就任が追い風となっている。

複数のアルトコインETFが審査延期

今回判断が延期されたのは、ビットワイズのドージコインETF、グレースケールのヘデラETF、ヴァンエックのアバランチETFなど複数のアルトコイン関連商品だ。

ビットワイズのドージコインETFは今年2月28日に申請され、当初の判断期限は6月15日に設定されていた。

SECは延期の理由について「提案された規則変更とそれに伴う問題を評価するため」追加の時間が必要と説明し、暗号資産関連の金融商品に対する慎重なアプローチを維持している。

同委員会は最大90日間の審査期間延長権限を持っており、これを行使した形だ。

申請されたドージコインETFは、CFドージコイン・ドル決済価格を用いてドージコインの市場価値を追跡する仕組みで、資産管理はコインベース・カストディとBNYメロンが担当する計画となっている。

専門家は延期を予想、最終判断は秋以降

ブルームバーグのジェームス・セイファート氏などの専門家は、今回の延期は予想通りだったと指摘。多くの暗号資産ETFの最終的な判断期限は2025年10月以降に設定されているためだ。

現在、グレースケールによるドージコインETFの申請も審査段階にあるほか、フランクリン・テンプルトンやレックス・シェアーズといった企業も同様の申請を提出している。

レックス・シェアーズは1月、ドージコインのほかビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)、トランプコイン(TRUMP)などを対象とする複数のETF申請を一括で行った。

市場は楽観的、承認確率75%の背景

規制当局が慎重な姿勢を見せる一方で、市場の期待感は依然として高い水準を維持している。

予測市場のポリマーケットは、ドージコインETFが承認される確率は67%に上昇。楽観的な背景には、暗号資産に友好的とされるポール・アトキンス新SEC委員長の就任がある。

ドージコインのようなミームコインがETFとして承認されれば、他のアルトコインにも道が開かれ、暗号資産市場全体の成熟を示す指標となる可能性がある。

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

Telegram

シェアする: シェアする
もっと アルトコイン ニュース
まだコメントはありません!

あなたのメールアドレスは公開されません。