リップルとTenityはXRPLアクセラレーターを立ち上げ。スタートアップに20万ドルの助成金を提供し、ブロックチェーン促進。
リップル社とフィンテック投資企業Tenityは4日、シンガポールでXRPレジャー(XRPL)を基盤とする起業家を支援するプログラムの立ち上げを公表した。
XRP Ledgerを活用する初期段階の企業に最大20万ドルの非エクイティ助成金を提供し、アジア太平洋地域におけるブロックチェーン技術の革新と人材育成を促進する狙いがある。
参加企業は最大20万ドルの非エクイティ助成金を受け取ることができる。
シンガポールが拠点として選ばれた背景には、同国がブロックチェーン革新のリーダーとして確立された地位を持つことがある。
2025年時点で300社を超える新しい暗号資産(仮想通貨)の関連企業が拠点を構え、過去12か月間で7億5000万ドルの資金調達を実現している。
リップルのフィオナ・マレーマネージングディレクターは、シンガポールはデジタル革新における先進的なリーダーとして確立されている。
このアクセラレーターは新世代の人材を育成し、地域の産業やコミュニティに利益をもたらすXRPLの拡張性のあるユースケースを解放すると述べた。
この強固なインフラと規制当局の支援体制が、スケーラブルなソリューションを立ち上げる上で理想的な環境を提供している。
プログラムは現実世界資産のトークン化、機関投資家向け分散型金融、人工知能とブロックチェーンの融合といった新興分野に重点を置く。
これらの分野は業界の成長トレンドと合致し、スタートアップがブロックチェーンを通じて現実世界の課題に対処する機会を提供する。
Tenityのヨナス・トゥーリクマネージングパートナーは、リップルとの長期的なパートナーシップにより、次世代ブロックチェーン革新を推進していく。
XRPLアクセラレーターは金融システムを再構築し、現実世界資産をトークン化し、AIとブロックチェーンの可能性の境界を押し広げる先見性のある創設者を支援すると語った。
ハイブリッド形式のプログラムはバーチャルワークショップとシンガポールでの2週間のオンサイト研修を組み合わせる。
これは、デジタルの価値保存手段として知られるビットコイン(BTC)とは異なり、決済や実社会での応用を重視するブロックチェーンの可能性を広げる試みである。
申請受付は8月17日まで行われる。
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