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Pump.fun、ミームコイン作成者向けにSOL収益分配を開始

13.05.2025 7:18 1 分で読了 Kaiki Tsuchioka
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Pump.fun、ミームコイン作成者向けにSOL収益分配を開始

Pump.funは、取引手数料収益の50%をミームコインクリエイターにSOLで分配する新制度を導入した。

ソラナ(SOL)基盤のミームコイン発行プロトコルのPump.funは13日、プラットフォーム収益の50%をトークンクリエイターに分配する新しい収益分配プログラムを開始した。

この取り組みにより、トークンの発行者は自身のトークンが取引されるたびにSOLで0.05%の報酬を受け取ることができる。

収益分配の対象となるトークンは、新規発行されたトークンだけでなく、Pump.funのボンディングカーブで取引中のトークンやPumpSwap(Pump.fun製のDEX)へ移行済みのトークンも含まれる。

クリエイターへの新たなインセンティブ

Pump.funは、ソラナブロックチェーンを基盤としたミームコイン作成プラットフォームとして知られている。

しかし、これまでミームコインのクリエイターは、トークン発行後に安定した収益を得ることが難しい状況にあった。

Pump.funは、この新制度によってクリエイターの活動とプラットフォームの成長を直接連動させるモデルを構築。PumpSwapの取引手数料収益の半分をトークンクリエイターに還元することが可能となった。

例えば、クリエイターのトークンが10万ドル分取引されれば、50ドル相当のSOL報酬を手にできるといった具合だ。

報酬はリアルタイムにSOLとして支払われ、クリエイターはPump.fun公式プラットフォーム上で、いつでも自分のSOL報酬を受け取ることができる。

この仕組みは、クリエイターにとって質の高いトークンの発行と活発なプロジェクト運営を促すだけでなく、ソラナエコシステムの活性化にもつながる。

また、取引ボリュームに応じた報酬が得られるため、長期的な関与やイノベーションへの意欲が高まると期待されている。

一部批判の声も

しかし一部では、このクリエイター収益分配プログラムに対して、批判の声が上がっている。

批判の背景には、トークン作成者や開発者がラグプル(資金の持ち逃げ)目的でトークンを作った可能性があるにもかかわらず、(トークンを放棄した後でも)報酬を得られる構造になっている点にある。

暗号資産(仮想通貨)トレーダーの0xRiver氏は、「この仕組みは最悪だ。ほとんどのコイン(99%)は正当なCTO(コミュニティ主導)コインで、開発者の存在を誰も望んでいない。それなのに、開発者に利益を渡すなんて、本当にひどい」と述べている。

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。

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