6月第4週に注目のアルトコイン3選｜ソラナ系銘柄に資金集中か

一部のアルトコインが著しい成長を見せている。大きな可能性を秘めた3つのアルトコインを分析。ソラナL2のSolaxyに注目。

暗号資産（仮想通貨）市場では、アルトコインへの資金流入が本格化している。

2025年6月現在、ビットコイン（BTC）以外の有力な銘柄が相次いで高いパフォーマンスを示している。

専門家の間では、今後数か月間がアルトコインシーズンの到来を示唆する重要な時期になるとの見方が強まっている。

ハイパーリキッド、持続的成長で存在感

ハイパーリキッド（HYPE）は過去1か月で約66％の上昇を記録し、アルトコイン市場で力強いパフォーマンスを示している。

半年間のトレンドも印象的で、全体で約75％増加しており、一貫した上昇軌道を描いている。

直近1週間では25％の急騰が観測され、投資家間での肯定的なセンチメントがうかがえる。

現在の取引価格は21.20ドルから42.08ドルの範囲で推移しており、主要なサポートラインは9.73ドルに位置している。

ファートコイン、調整局面も底堅さ維持

ファートコイン（FART）は先月6.82％のわずかな下落を見せたが、過去6か月間で19.31％という堅調な上昇を記録している。

最近の変動は市場が強気でも弱気でもない均衡状態にあることを示しており、相対力指数（RSI）が51.65付近で推移している状況だ。

現在の取引価格は0.78ドルから1.51ドルの間で推移しており、週間価格が27.58％上昇したことは強気のエネルギーを示している。

Solaxy、ソラナ初のレイヤー2で市場期待

アルトコイン市場で特に注目を集めているのが、ソラナ（SOL）初のレイヤー2ソリューションであるSolaxy（SOLX）だ。

Solaxyはソラナが抱えるネットワーク混雑、スケーラビリティ制約、処理失敗といった課題を解決するために開発された。

オフチェーン処理とトランザクション・バンドリングを組み合わせることで、レイヤー1の負荷を軽減しながらスケーラビリティと効率性を大幅に向上させる。

同プロジェクトは4600万ドル以上の先行セール資金を調達済みで、6月23日の正式ローンチを控えている。

ホワイトペーパーによると、SOLXトークンはステーキング報酬、dApp開発、高速トランザクション処理という3つの主要用途を持つ。

総供給量1380億4600万SOLXのうち、25％がステーキング報酬に、30％が開発資金に割り当てられる計画となっている。

マルチチェーン戦略により、イーサリアム（ETH）とソラナの両エコシステムを結ぶ架け橋としての役割も期待されている。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram

若林 英明

日本語版CryptoDnesライター。2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。