ポリゴン、NFT販売量でETH上回る｜仮想通貨 おすすめに注目

イーサリアムのスケーリングソリューションであるポリゴン（MATIC）は12日、日次非代替性トークン（NFT）販売量においてイーサリアム（ETH）を上回った。

これは新しい暗号資産（仮想通貨）市場における注目すべき転換点となっている。

ポリゴンのNFT販売量が急増

2025年4月12日までの24時間で、ポリゴンベースのNFTコレクションは280万ドル（約4億100万円）の取引量を記録した。同期間のイーサリアムNFTの取引量は260万ドル（約3億7200万円）だった。

これはポリゴンが2回目にイーサリアムを上回った事例となる。最初の逆転は2024年1月に起きていた。この現象は、暗号通貨の中でもポリゴンがNFT市場での存在感を着実に高めていることを示している。

特にCourtyardコレクションがポリゴンの成長に大きく貢献しており、最近の販売量の80%以上を占めているという。

成功の要因と市場動向

ポリゴンの急成長の背景には、いくつかの要因がある。最も重要なのは取引手数料の違いだ。仮想通貨として注目されるポリゴンは、イーサリアムの高いガス代と比較して、大幅に低いコストでトランザクションを処理できる。

この利点は特に低価格のコレクションやゲーム内アセットの取引で顕著となっている。メタ、スターバックス、Redditなどの大手企業とのパートナーシップも、暗号資産としてのポリゴンの認知度と採用を促進している。

イーサリアムとの競争と今後の展望

NFTマーケットプレイスのOpenSeaでは、アルトコインであるポリゴンが個別NFT販売数でイーサリアムを数カ月連続で上回っている。しかし、総取引額ではイーサリアムがまだリードを保っている。

イーサリアムはBored Ape Yacht Clubなどの高額プロジェクトをホストしており、一件あたりの取引額が高い傾向にある。一方でポリゴンは、低コストで多数の取引を処理できる強みを活かし、特にゲームやコレクティブル分野での採用を増やしている。

NFT市場の復活とWeb3ゲームへの関心の高まりも、仮想通貨おすすめのポリゴンの成長を後押ししている要因だ。今後も両ネットワークの競争は、NFTエコシステム全体の発展を促進すると見られている。

注目すべきSolanaのレイヤー2革命：Solaxy

イーサリアムエコシステムでポリゴンが成功を収める一方、ソラナ（SOL）ブロックチェーンでも同様のスケーリングソリューションが注目を集めている。特に、Solaxy（SOLX）はソラナの初のレイヤー2ソリューションとして急速に関心を高めている。

Solaxyは、ソラナのスケーラビリティ問題をトランザクションをオフチェーンに移行することで解決し、処理速度の向上とコスト削減を目指している。

この革新的なロールアップアーキテクチャにより、すでに高速なソラナネットワークをさらに高速化し、分散型金融（DeFi）やNFTゲームなどの高頻度取引アプリケーションに最適な環境を提供できると期待されている。

プロジェクトは現在先行セール段階にあり、すでに約3000万ドルを調達している。2025年4月時点での価格は約0.00169ドルで、1380億トークンの総供給量を予定している。

NFT市場とWeb3ゲームの成長が続く中、Solaxyのようなスケーリングソリューションは、各ブロックチェーンエコシステムの発展に不可欠な要素となりつつある。

Solaxy公式サイトを確認する

若林 英明

日本語版CryptoDnesライター。2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。