新しい仮想通貨PENGUが月間200%上昇、クジラの購入が加速

PENGUトークンは4月下旬から5月半ばにかけて28％の週次、200％の月次上昇を記録し、市場の関心を集めている。

PENGUトークンは2025年4月下旬から5月にかけて、週次で28％、月次では200％もの上昇を記録した。これは同時期の仮想通貨市場の中でも特に顕著な値動きとなっている。

1月に過去最高値0.047ドル（約6.9円）を付けた後、大きく値を下げていたが、4月には0.003ドル（約0.44円）まで下落した。その後、4月末から急速な反転を見せ、短期間で250％の上昇を達成した。こうした強気の流れは5月に入っても継続している。

PENGUトークン、強気転換を示すテクニカル指標と市場の動き

PENGUトークンの上昇にはいくつかの要因が重なっている。第一に、1月から続いていた下落トレンドの抵抗線をブレイクし、明確な強気転換シグナルが示されたことが挙げられる。

チャート上では「上昇パラレルチャネル」への移行が観測され、重要なサポートとして0.012ドル（約1.75円）、レジスタンスとして0.0165ドル（約2.41円）が意識されている。

また、大口投資家（いわゆる「クジラ」）による買い集めが価格の回復を支えている。NFTプロジェクト「Pudgy Penguins（パジー・ペンギンズ）」と連動し、トークンのエコシステムにもポジティブな材料が加わった。初期のエアドロップではNFT保有者に約60,000ドル（約876万円）相当が分配され、コミュニティの盛り上がりも見られた。

さらに、全体的なミームコイン熱の高まりも相まって、PENGUは特に投機的な値動きを強めている。売買高の増加や、MACD・RSIといったテクニカル指標も好調を示しており、目先はしばらくは新しい仮想通貨も含め、強気トレンドが続くとの見方が広がっている。

今後の価格目標とリスク要因―0.012ドル維持がカギ

短期的には、0.0165～0.018ドル（約2.41円～2.63円）への上昇がターゲットとなっており、さらなる買いが続けば0.022ドル（約3.21円）に挑戦する可能性もある。ただし、0.012ドルのサポートを割り込むような調整が入れば、0.0108ドル（約1.58円）までの下落も想定されるため、油断はできない。

長期的には、夏までに0.025～0.03ドル（約3.65円～4.38円）への上昇も射程距離にある。強気相場が継続すれば、1月の最高値0.047ドル近辺を再び目指すシナリオも意識されている。ただし、ミームコイン特有のボラティリティの高さから、投資判断にあたっては慎重な対応が求められる。

PENGUトークンの急騰は、4月の安値から大きく反転した象徴的なケースとなっている。市場のセンチメントとコミュニティ活動の組み合わせ次第で、今後も注目が集まりそうだ。

新しい仮想通貨「MIND of Pepe」―ミーム文化と人工知能（AI）の融合

足元のミームコイン市場の熱気に呼応し、最近では「MIND of Pepe （MIND）」にも注目が集まっている。

MIND of Pepeは、ネット発のアイコンであるPepeミームと最先端の人工知能（AI）トレンド分析を組み合わせた、まったく新しいタイプのミームコインだ。

プロジェクトの核心にあるのはAIエージェントの存在であり、このAIはブロックチェーンデータやウォレットの動き、SNS（XやReddit）上のトレンドをリアルタイムで監視し、投資家に早期チャンスを通知する。2025年5月現在、MINDトークンはプレセールで1枚あたり0.0037515ドルで販売されており、約1,100万円（900万ドル超）の調達に成功している。

最大の特徴は、このAIがDAppsと自律的に連携し、市場の隙間を見つけると自動で新たなミームコインをローンチできる点にある。情報の収集・分析・判断を一気通貫でこなせる仕組みは、既存の受動的な分析ツールとは一線を画す。

また、既存のミームコイン（PEPEなど）が短期間で大幅に値上がりしたこともあり、MINDトークンの需要増への期待は高い。AIや暗号資産（仮想通貨）関連銘柄を巡る環境も追い風となっている。

MIND of Pepe プレセール終了間近―今後の期待と参入のタイミング

MIND of Pepeはプレセールの終了が迫っており、ローンチを控えて投資家たちの関心が高まっている。現在は公式サイトやBest wallet token（公式アプリ）から法定通貨や仮想通貨で手軽に購入可能だ。

特に、AIとミーム文化を融合した先端的なアプローチは、今後のAI市場の成長や暗号資産への資金流入と相まって、中長期での大きな成長余地があるとみる専門家も少なくない。市場初となる自律型AIエージェントがもたらす新しい価値提案に魅力を感じる投資家は、今後も増加するだろう。

MIND of Pepe （MIND）公式サイトを見る

Kasumi Kamiyama

国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆。