NFTマーケットプレイス大手のOpenSeaが新プラットフォーム「OS2」を正式ローンチ。将来的にSEAトークンのエアドロップも予定。
非代替性トークン(NFT)マーケットプレイス大手のOpenSeaは30日、新プラットフォーム「OS2」をベータ版から正式版に移行し、デフォルトのユーザー体験として提供開始したと発表した。
OS2は、OpenSeaのインフラストラクチャを全面的に刷新し、NFTとトークンを統合したインターフェースを提供する。2025年2月13日に初めて発表され、数カ月間のベータテストを経て今回のローンチに至った。
OpenSea has evolved.
Beta complete. Full token universe unlocked.
New rewards program live. Welcome to the new OpenSea — the best place to discover, own, and trade anything onchain. pic.twitter.com/ccycD0bgCA
— OpenSea (@opensea) May 29, 2025
OS2の主要機能には、複数のブロックチェーンネットワーク間での暗号資産(仮想通貨)取引を可能にするクロスチェーン購入機能が含まれる。
対応ネットワークには、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などの主要レイヤー1から、アービトラム(ARB)やオプティミズム(OP)などのレイヤー2まで含まれる。
これによりユーザーは、異なるブロックチェーン上の資産を単一のプラットフォームで取引できるようになる。
多くのユーザーは、主要なアルトコインもこのプラットフォームで扱えるようになることを期待している。
また、従来と比較して大幅に削減された取引手数料を実現し、分散型取引所(DEX)モデルと競合する価格設定を導入した。
複数のプラットフォームからの出品情報を統合するマーケットプレイス集約機能や、デジタル資産の探索を簡素化した検索・発見ツールも強化されている。
ベータテスト期間中は、専用のコミュニティが速度、信頼性、使いやすさについてフィードバックを提供し、プラットフォームの改善に貢献した。
OpenSeaは、これらのベータテスト参加者の貢献を評価していると述べている。
OpenSeaは2月の発表時から、SEAトークンの導入計画を明らかにしている。同トークンの管理を目的として、ケイマン諸島を拠点とするOpenSea Foundationも設立された。
同トークンは、NFTエコシステム内でのコミュニティエンゲージメントを促進することを目的としている。
今回の正式ローンチにあたり、「Voyages」と呼ばれる新しいオンチェーン報酬システムも導入された。ユーザーは、NFT の作成、トークンの交換、資産の保有などの活動に対して、XP(経験値)を報酬として獲得できる。
このXPは、今後のSEAトークンの仮想通貨エアドロップにつながることが期待されている。
ただし、エアドロップの具体的な時期や詳細な用途については分かっていない。
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