トランプ米国大統領が支援するDeFiプロジェクトWorld Liberty Financialが、493万ドル相当のイーサリアムを取得した。資産多様化を促進。
ドナルド・トランプ米国大統領が支援するDeFiプラットフォームWorld Liberty Financialは16日、1531ETHを取得した。
これは額にすると、約493万ドルに相当する。
2024年9月中旬にローンチされた同プラットフォームは、トランプ氏が最高暗号資産(仮想通貨)支持者を務める。
また、息子のエリック氏とドナルド・ジュニア氏がWeb3アンバサダーとして関与している。
. @worldlibertyfi 在 15 分钟前花费 500 万 USDC 购进了 1,531 枚 ETH,价格 $3,265。https://t.co/v27CL5NkHt
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— 余烬 (@EmberCN) July 16, 2025
今回の取得は、同プラットフォームの積極的な資産蓄積戦略の一環だ。
過去には1月と3月にそれぞれ1000万ドル相当のイーサリアムを取得しており、2025年初頭の保有総額は6万6239 ETH、評価額2億2500万ドルに達していた。
しかし、2025年に入り暗号資産(仮想通貨)市場は低迷した。
イーサリアムの価格は4月までに1400ドルまで下落し、年間で56.86%の減少を記録した。
この価格下落により、World Liberty Financialは仮想通貨資産で1億2500万ドルの含み損を報告している。
4月には、イーサリアムを損失確定で売却したとの報道を否定した。
World Liberty Financialはイーサリアムだけでなく、ポートフォリオの多様化も目指している。
セイ(SEI)、トロン(TRX)、オンド(ONDO)、アーベ(AAVE)といったアルトコインも蓄積しており、市場の変動にもかかわらず長期的な保有戦略を示している。
この資産取得には、パートナーシップ戦略も関連している。
提携先プロジェクトがWorld Liberty Financialのトークンセールに参加する見返りに、同プラットフォームが提携先のトークンを購入する仕組みだ。
一方で、このプロジェクトは複数の論争に直面している。
ブロックチェーン企業Movement Labsとのパートナーシップ発表前に150万ドル相当のムーブメント(MOVE)を取得するなど、インサイダー的な動きが指摘されている。
また、トランプ氏の関与を巡り、米下院民主党による倫理調査も進行中だ。
フィンテック企業MFHが5億ドル規模のDeFiバスケット財務戦略を開始。初期段階ではソラナに重点を置き、資産の多様化と利回り獲得へ。
NYSE ArcaはProSharesのレバレッジ型リップルETFを承認。XRPを直接保有せず、先物などを利用し日時リターン2倍の値動きを目指す。
上場企業シャープリンク・ゲーミングがイーサリアムを大量に購入し、最大の法人保有者となった。この動きは市場価格を押し上げた。
バイナンスは、結合曲線を基盤とした新たなトークン生成イベントモデルを発表。需要に応じて価格が変動する仕組みとなる。