ブラックロックのETH現物ETF(ETHA)が、運用開始から251営業日で史上3番目の速さとなる運用資産100億ドルを達成した。
米資産運用大手ブラックロックが運用するイーサリアムETFであるETHAは25日、運用資産総額100億ドル(約1兆4800億円)を突破した。
ETHAは2024年7月23日の運用開始からわずか251営業日でこの節目に達し、ブラックロックのビットコイン現物ETFおよびフィデリティの同種ETFに次ぐ、史上3番目の速さでの達成となった。
ETHAの成功の背景には機関投資家と個人投資家からの根強い需要があり、特に、イーサリアムがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行したことで環境負荷が低減されたと評価されている。
また、DeFiの普及やトークン化資産のエコシステム活用が支持され、市場全体でもイーサリアム関連商品の関心が高まっている。
ある日のイーサリアムETF日次資金流入額は合計6億ドル(約888億円)に達し、同日のビットコイン(BTC)関連商品を上回る結果となった。
イーサリアムは単なる価値保存の手段に留まらず、スマートコントラクトを活用した多様なアプリケーションの基盤ブロックチェーンとして地位を固め、市場のセンチメントを押し上げている。
イーサリアムETF市場ではブラックロックがブランド力、先行者優位性、高い流動性により圧倒的な存在感を示している。
25日には全市場流入額の97%以上をETHAが占めるなど、その支配力が明確に表れた。
市場にはビットワイズやグレースケールが運用する他のイーサリアムETFも存在するが、グレースケールのミニETH ETFは同日運用資産が12億ドル(約1776億円)に留まり、規模ではETHAに劣る。
さらに、7月26日時点でイーサリアムETF全体の運用資産総額は206億6000万ドル(約3兆577億円)に達し、その約45%をETHAが占めることから、ビットコイン以外の仮想通貨ETFとして異例の成長を遂げたと評価される。
この状況はETHAの成功が仮想通貨市場における歴史的な出来事として記憶される根拠となる。
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