KraneSharesが、主要仮想通貨50銘柄を追跡するコインベース50インデックスETFの設立をSECに申請した。分散型商品の関心高まる。
米資産運用会社KraneSharesは26日、主要な暗号資産(仮想通貨)50銘柄の値動きに連動するETFの登録申請書を米SECに提出した。
このETFは、時価総額で最大規模の仮想通貨50銘柄で構成されるコインベース50インデックスを追跡することを目指す。
KraneShares files for Coinbase 50 Index ETF…
Would track performance of 50 largest & most liquid digital assets by market cap w/ a few other filters.
Think we're going to see massive wave of crypto index ETF filings. pic.twitter.com/I07GtoZ8qa
— Nate Geraci (@NateGeraci) June 27, 2025
コインベース50インデックスETFは2024年後半に開始された指数で、ステーブルコインやプライバシー性能の高いトークンは除外されている。
厳しい適格性審査を通過した資産のみを対象とするのが特徴だ。
現在の構成比率は、ビットコイン(BTC)が約50%、イーサリアム(ETH)が約21%、リップル(XRP)が約9%となっている。
市場の動向を反映させるため、構成比率は四半期ごとに見直される。
この指数は、コインベースアセットマネジメントと、規制下にある指数管理会社Market Vector Indexesが共同で開発した。
これにより、信頼性と透明性の高いベンチマークを提供している。
今回の申請は、仮想通貨市場における機関投資家の関心の高まりを反映している。
ETF Storeのネイト・ジェラシ社長らは、分散されたエクスポージャーへの需要増加を予測している。
これにより、仮想通貨インデックスETFの申請は急増する見込みだ。
5月にコインベースがS&P500種株価指数に採用されたことも、伝統的な金融市場が仮想通貨を広く受け入れ始めた兆候と見なされている。
この出来事は投資家の信頼感を高めると報告されている。
コインベース 50インデックスは、ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄以外への分散を求める投資家を対象としている。
これにより、特定資産への集中リスクを軽減する手段を提供する。
ニューヨークに拠点を置くKraneSharesは、中国国際金融が過半数の株式を保有しており、国境を越えた投資需要を取り込む。
リップルがXRPレジャー上に許可型DEXをローンチ。金融機関が、本人確認の検証を介して、コンプライアンス遵守の取引が可能になる。
コインベースは、Baseにカルダノ(ADA)とライトコイン(LTC)のラップド資産を追加した。先行してローンチされたcbXRPとcbDOGEに続く動き。
テザー共同創業者と元ブラックストーン幹部が提携し、SPAC経由で最大10億ドル規模の仮想通貨ファンドを設立。BTCなどを保有する計画。
ビットデジタルは、ビットコインマイニング事業を段階的に終了し、イーサリアムのステーキングおよび財務管理企業への転換を明かした。