Hyperliquidが5月に月間取引高2483億ドル、売上7045万ドルの記録を達成。ビットコイン価格上昇が取引需要を押し上げた。
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッド(HYPE)は5月、月間取引高2483億ドル(約35兆7500億円)の過去最高記録を達成した。
同プラットフォームは同期間中、取引手数料とティッカーオークション手数料から7045万ドル(約100億円)の売上も記録した。
また、USDCでの総ロック資産(TVL)は、37億ドル(約5300億円)まで急増し、強いユーザー採用を示している。
ハイパーリキッドは、独自のレイヤー1ブロックチェーン(こちらもハイパーリキッド)上に構築された分散型デリバティブ取引所として、UniswapやRaydiumなどの競合プラットフォームと差別化を図っている。
この独自アーキテクチャにより、より低い手数料、高速な取引決済、ネットワーク安定性の厳格な制御を実現している。
同プラットフォームは、永続的先物取引、現物市場、その他の金融商品を提供している。
5月の取引量急増は、ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新したことによるBTC関連永続的先物への需要増加が主な要因となった。
また、米商品先物取引委員会(CFTC)がハイパーリキッドチームと分散型金融(DeFi)デリバティブについて協議を行ったという規制面での進展も、機関投資家の信頼向上に寄与した可能性がある。
オープンインタレストも過去最高の89億ドル(約1兆2816億円)に達し、累積取引量は9000億ドル(約129兆6000億円)に迫る水準となった。
同プラットフォームのネイティブトークンであるHYPEは、5月に78.33%の大幅上昇を記録し、主要な暗号資産(仮想通貨)を大きく上回るパフォーマンスを示した。
この上昇は、エアドロップファーミング戦略と機関投資家による大規模な買い集めが要因となった。
Binance Futuresでは最大75倍のレバレッジ取引も可能となっており、取引活動をさらに活発化させた。
HYPE価格は重要な抵抗線を突破し、執筆時点の時価総額124億ドルで36.90ドル付近で取引されている。
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