HYPE、史上最高37ドル達成｜DeFiアルトコイン新時代到来か

ハイパーリキッド（HYPE）が23日、約37ドルの史上最高値を記録した。前回の統合局面から40％の急騰を見せ、取引量も大幅に増加している。

分散型金融（DeFi）プラットフォームのネイティブトークンであるハイパーリキッド（HYPE）は23日、約37ドル（約5291円）の史上最高値を記録した。

この急騰により、HYPEは前回の統合局面である25.50ドル（約3648円）付近から40％の大幅な上昇を見せた。2024年12月に記録した前回の史上最高値35.02ドル（約5007円）を上回り、取引量の急増と共に市場の注目を集めている。

アルトコイン市場でのテクニカル分析と上昇要因

テクニカル分析によると、HYPEは5波の強気サイクルを完了し、最後の推進波（第5波）が価格を36.44ドル（約5210円）付近の消耗点近くまで押し上げた。アナリストらは、上昇チャネル（第4波）からのブレイクアウトを確認し、前回のピークを一時的に上回ったと指摘している。

一方で、4時間足チャートでは極度の買われ過ぎ状態が確認されており、RSI乖離（価格上昇に対してRSIが下落）が短期的な調整リスクを示唆している。これらの指標は、このアルトコインが一時的な価格調整を迎える可能性を示している。

人工知能とミームコイン融合の新たなトレンド

HYPEの急騰と並行して、暗号資産市場では人工知能（AI）とミームコイン文化を融合させた革新的なプロジェクトに対する関心が高まっている。その代表格として注目されているのが、イーサリアムベースのMIND of Pepe（MIND）である。

MIND of Pepeは、AI技術とミーム文化を組み合わせた次世代型暗号資産プロジェクトとして、市場分析者らから高い評価を受けている。同プロジェクトの核となるAIエージェントは、ソーシャルメディアプラットフォームや分散型アプリケーション、暗号資産ネットワークと連携し、取引インサイトやトレンド情報を自動収集する機能を備えている。

このAIシステムの特徴は自己進化機能にある。会話やトレンドに動的に適応し、市場の流れを分析しながら投資家の意思決定を支援する。

プレセール完了間近で1000万ドル突破目前

MIND of Pepeのプレセールは現在、総調達額1000万ドル到達目前という重要な節目を迎えている。5月22日時点での情報によると、プレセール期間は残り約9～10日となっており、投資家の間で期待が高まっている。

このタイミングでの市場動向として、AIエージェントの進展と連動してCOOKIEトークンが30％の価格急騰を記録したことが報告されている。これはAI駆動型暗号資産プロジェクトに対する幅広い関心を示す指標として解釈されている。

MIND of Pepeの成功要因として、従来のミームコインとは一線を画すデータ駆動型インサイト機能が挙げられる。BONKやWIFといった他のミームコインが売り圧力に直面している中、MINDはAI統合機能により分析ツールへの投資家需要の高まりと合致している。

プロジェクトの今後の成功は、機能的なAI統合の実現とプレセール後のコミュニティエンゲージメント維持にかかっている。

MIND of Pepe （MIND）公式サイト｜X（旧Twitter）｜ホワイトペーパー

Kasumi Kamiyama

国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆。