2025年有望アルトコイン3選：HBARやソラナL2銘柄

専門家が選ぶ2025年有望アルトコイン3選を徹底分析。注目のHedera、Stellar、L2技術のSolaxyを紹介。

2025年の暗号資産（仮想通貨）市場では、機関投資家の参入拡大と規制環境の明確化により、技術的優位性を持つアルトコインへの注目が高まっている。

今回は、機関投資家の関心、技術的革新性、実用性の観点から評価を行い、特に注目すべき3つのアルトコインを分析する。

へデラ（HBAR）：ETF申請で注目高まる

HBARは、ハッシュグラフコンセンサスアルゴリズムを採用し、ブロックチェーンの取引速度とスケーラビリティ問題に独自のアプローチで取り組むプラットフォームのネイティブトークンとなっている。

このアルトコインは、Canary Capital（キャナリーキャピタル）による現物ETF（上場投資信託）申請が11月に提出されたことで大きな注目を集めている。HBARは申請発表後に20%近い上昇を記録し、投資家の関心の高さを示している。

ETF申請は規制当局の承認を得られれば、機関投資家からの資金流入を促進する重要な触媒となる可能性がある。

現在の技術分析では、HBARは0.19ドル付近で推移しており、専門家は2025年に0.13ドルから0.75ドルの価格帯での取引を予想している。

ステラ（XLM）：国際送金市場で存在感

XLMは、国際送金とクロスボーダー決済に特化したブロックチェーンプラットフォームのアルトコインとして、近年注目度を高めている。特に金融機関との提携実績とIBMとのWorld Wireプロジェクトにより、実用性の高いアルトコインとしての地位を確立している。

価格分析によると、XLMは現在0.30ドル付近で取引されており、2025年の予測では0.145ドルから0.621ドルの範囲での推移が見込まれている。

長期的には2030年に1ドルを超える水準に達する可能性も専門家により示唆されているが、これらの予測には不確実性が伴う。

Stellarの技術的特徴として、取引手数料が0.00001XLMという低コスト性と、数秒での決済完了という高速性が挙げられる。

Solaxy（SOLX）：ソラナ初のレイヤー2として期待

Solaxyは、ソラナ（SOL）ブロックチェーン初のレイヤー2（L2）スケーリングソリューションである。

このプロジェクトは、ソラナの高速・低コストインフラに革新的なロールアップ技術を組み合わせ、ネットワーク混雑の緩和と取引効率の向上を目指している。

Solaxyの独自性は、ミームコインとしての親しみやすさとL2技術という確かな実用性を併せ持つ点にある。先行トークン販売段階で3800万ドル以上の資金調達を達成し、市場からの高い期待を集めている状況となっている。

6月16日に先行トークン販売終了が予定されており、その後の取引所上場が計画されている。ソラナとイーサリアム（ETH）間のクロスチェーン機能も計画されており、SOLXトークンはガバナンスや決済に用いられる予定となっている。

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Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。