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資産運用REX Shares、米国初ETH・SOLステーキングETF申請

31.05.2025 5:46 1 分で読了 Hideaki Wakabayashi
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資産運用REX Shares、米国初ETH・SOLステーキングETF申請

資産運用会社のREX Sharesが米SEC向けETHとSOLのステーキングETF目論見書を提出。新しいETFの実現目指す。

資産運用会社のREX Sharesは30日、米証券取引委員会(SEC)にイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)のステーキング上場投資信託(ETF)の目論見書を提出した。

これらのETFは投資会社法(40-Act)に基づく独自の構造を採用し、従来のETF申請で一般的な19b-4プロセスを回避している。

ETF専門家のジェームズ・セイファート氏によると、承認済みの目論見書により「数週間以内」の上場開始が予想されるという。これが実現すれば、米国初のステーキング機能付きイーサリアム・ソラナETFとなる。

独自のC法人構造で規制回避

REX SharesのETFはC法人として構造化されており、「ETF業界では非常に珍しい」とセイファート氏は指摘している。

各ファンドはケイマン諸島の完全子会社を保有し、現物のイーサリアムとソラナを購入してプロトコルステーキングに参加し、ネイティブ報酬を獲得する仕組みとなっている。

REX Advisersは0.75%の運用手数料を徴収し、通常の運営費用をカバーするが、C法人の仕組みにより米国の法人税が発生し、初年度の推定費用は資産の1.28%に達する。

ステーキング機能への高い需要

両ETFは保有するイーサリアムとソラナの「最低50%」をステーキングに活用する計画となっている。ファンドは純資産の最低80%をそれぞれの基準資産に投資する。

ブラックロックのデジタル資産責任者ロビー・ミッチニック氏は3月、同社のイーサリアムETFについて「ステーキングなしでは完璧ではない」と述べており、業界内でステーキング機能への需要が高まっている。

SECは5月21日にBitwiseのイーサリアムETFステーキング追加申請の判断を延期したが、REX Sharesの40-Act構造は19b-4申請を必要としないため、より迅速な市場参入が可能となっている。

ETH・SOLファンドの年間運営費用はそれぞれ1.28%と1.4%となる予定で、投資家にとって新しい暗号資産(仮想通貨)の選択肢が提供されることになる。

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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