イーサリアム9%急騰、仮想通貨おすすめ市場の次なる主役か

イーサリアム（ETH）価格が急騰し、大規模なショート清算が発生。この状況から仮想通貨 おすすめ動向と市場の可能性を探る。

イーサリアム（ETH）の価格は17日、急騰を続け、1億5200万ドル相当のショートコントラクトが清算された。

清算されたイーサリアムのショートポジションは、過去24時間で清算された暗号資産（仮想通貨）全体のショートポジション2億5100万ドルの半分以上を占めている。

イーサリアムのトレーダーは、ビットコイン（BTC）のデリバティブトレーダーよりも速いペースで損失を被っている。

ビットコインは過去24時間で1.6%の上昇にとどまり、清算されたショートポジションは3400万ドルだった。

この状況は、現在の市場でイーサリアムへの関心がいかに高いかを示している。

イーサリアム市場の活況と注目の仮想通貨 おすすめ動向

イーサリアムは過去24時間で9%近く上昇し、3330ドル以上で取引された。

時価総額第2位である同資産の価格は、2社がイーサリアムの準備金を大幅に増やしたことや、基盤となるネットワークの有用性に対する楽観的な見方が高まったことで上昇した。

FTXヨーロッパの元責任者で、現在は仮想通貨デリバティブプラットフォームPerpetuals.comの創設者であるパトリック・グルーン氏は、最近の規制関連ニュースにより、イーサリアムの価格は特に敏感で予測不可能になっていると述べた。

この予測不可能性が仮想通貨市場のボラティリティを高めた可能性が高く、特にイーサリアムはこれらの法案の多くが起草された対象である最大のスマートコントラクト対応ブロックチェーンとしての役割から、その影響を強く受けたと語った。

市場の新たな可能性と期待のプロジェクト

イーサリアムの先物取引高は27%増加しているが、過度なレバレッジの兆候は見られず、健全な新規ポジション形成を示唆していると専門家は指摘する。

この活況を受け、一部ではETHの季節の到来も宣言されているが、市場の革新はイーサリアムのエコシステムに限定されるものではない。

このような状況下で、ビットコインの可能性を拡張する新たなプロジェクトとしてBitcoin Hyper（HYPER）が注目を集めている。

これはビットコインのレイヤー2スケーリングソリューションであり、ホワイトペーパーによるとビットコインの堅牢なセキュリティとソラナの高速処理技術を組み合わせることを目的としている。

これにより、これまでビットコイン上では難しかった分散型アプリケーション（dApps）やDeFi、オンチェーンステーキングなどの高度な機能の実現が期待されている。

プロジェクトはプレセール開始から1カ月で300万ドル以上の資金調達を達成しており、投資家の高い関心を示している。

ビットコインの有用性を飛躍的に高める可能性を秘めたHYPERの動向は、今後の仮想通貨市場全体のトレンドを占う上で重要な要素となるだろう。

Bitcoin Hyperの公式サイトを見る

上園絵理香

ブロックチェーンと仮想通貨の動向を深く掘り下げ、初心者にも分かりやすい解説を心がける専門ライター。国内外の市場分析、技術トレンド、規制動向に関する記事を多数執筆。元大手金融機関のアナリストとして培った知識と経験を活かし、信頼性の高い情報を提供。