ヘイズ氏、ETH5000ドル予測｜仮想通貨おすすめ銘柄も急浮上

アーサー・ヘイズ氏、イーサリアムが2025年末までに4000-5000ドルに到達すると予測。仮想通貨おすすめ銘柄にも注目。

元BitMEX（ビットメックス）共同創設者のアーサー・ヘイズ氏はこのほど、イーサリアム（ETH）が2025年内に5000ドル（約73万円）に到達する可能性があると予測した。

同氏は3月25日のSNS投稿で「ソラナ（SOL）が300ドルに到達する前に、イーサリアムが5000ドルに達する」との見解を示し、暗号資産（仮想通貨）おすすめ銘柄としてイーサリアムへの注目を促した。

最も嫌われたレイヤー1が反転の兆し

ヘイズ氏は「イーサリアムは最も嫌われたレイヤー1だと思う。通常、サイクルの転換点では最も嫌われた資産に投資したいものなので、イーサリアムがアウトパフォームする可能性がある」と分析している。

過去1年間、ソラナの急成長により仮想通貨投資家からの注目度が低下していたイーサリアムだが、直近1カ月で45%以上上昇し2646ドルまで回復している。

投資会社ベルンスタインは5月中旬のレポートで、ステーブルコインがそれらの基盤ネットワークへの関心を呼び戻していることがイーサリアムの最近のパフォーマンスの理由だと指摘した。

技術革新とレイヤー2の成長が価格押し上げ

ベルンスタインはまた、レイヤー2ネットワークを通じたネットワークの潜在的成長を指摘し、ロビンフッドによるWonderFiの買収を例に挙げている。WonderFiは独自のイーサリアムレイヤー2ネットワークを運営している企業だ。

ロビンフッドのような証券会社は、レイヤー2イーサリアム上に構築された独自のブロックチェーン上でトークン化株式を提供する可能性がある。

レイヤー2チェーンは基軸通貨としてイーサリアムをガス手数料に使用するため、イーサリアムの流通と需要を促進するのに役立つとベルンスタイン・アナリストは分析している。

専門家による追加予測と市場環境

5月初め、Pectraアップグレードの成功展開に続いて、イーサリアムは短期間で急激な上昇を見せたことがある。このアップグレードは、ネットワークの拡張性とユーザー体験の向上を目的としたものだった。

なお、ヘイズ氏はイーサリアムだけでなく、ビットコイン（BTC）についても強気予測を維持。過去に2028年までにビットコインが100万ドル到達の可能性を示唆しており、仮想通貨市場全体の上昇局面を予想している。

スタンダードチャータード銀行の投資アナリストからも別の強気見通しが示され、同社のデジタル資産部門責任者ジェフリー・ケンドリック氏は2025年に4000ドル、2029年までに7500ドルという価格目標を共有した。

4000ドルへの上昇は、イーサリアムの現在の取引価格2648ドルから約50%の上昇となる計算だ。一方、5000ドルへの到達は現在価格からほぼ88%の上昇が必要となる。

ビットコイン連動の仮想通貨 おすすめ銘柄

このような強気相場予測を背景に、ビットコイン価格上昇に連動した革新的なプロジェクトが仮想通貨おすすめ銘柄として投資家の注目を集めている。

BTC Bull Token（BTCBULL）は、ビットコインが特定の価格マイルストーンに到達するたびに、保有者に実際のビットコインをエアドロップする仕組みを採用している。

このプロジェクトは、ビットコインが15万ドル、20万ドルなどの節目に達した際にBTC配布を行い、同時にトークンの一部をバーン（焼却）することで希少性を高める設計となっている。既に数百万ドルの資金調達に成功しており、年利600%超のステーキング報酬も提供している。

アーサー・ヘイズ氏のイーサリアム強気予測と合わせて、暗号資産市場全体の上昇局面において、技術革新と実用性を兼ね備えたプロジェクトへの投資機会が拡大している状況となっている。

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Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。